仕事納めが済んだ後の頃に小中学生時代の幼なじみ二人と忘年会を行うので
今年もそのための連絡を取り始めている。
忘年会会場として自宅を毎年使わせてくれる友人には小学生の一人娘がいて、
少し遅くなったクリスマスプレゼントを彼女に届けるのもなんとなくの慣わしなのだが、
のだめカンタービレにドハマりしてるとの事前情報を元に
去年は指揮棒とマウスピースを携えてお邪魔した。
人見知りしがちの娘さんなので、「ふーんありがと」的な
素っ気なさげな反応でその場ではそれ以上触れようとしなかったが
後日、友人から寄せられた連絡によれば、とても喜んでいたらしく、
翌朝からコンダクター気分絶好調で指揮棒振りまくって大はしゃぎで、
マウスピースの方もほどなくアンブシュアができるようになり
音が出せるようになった、とのことだった。
さて、そうなると今年はどうするという話になる。
指揮棒もマウスピースも、それなりのものでもあわせて千円ちょっとで買えたが
マウスピースに合わせる管楽器ともなれば、さすがにそうはいかない。
忘年会の打ち合わせをするときに今年は何に興味を示してるのか、
それとなく聞いてみた。
彼女がいま興味津々なのはトロンボーンだそうだ。
うん、無理。
最近は入門用・練習用でプラスチック製のものがいくつかあるが、
さすがにどれも五桁からのお値段である。
プラスチック製管楽器シリーズのなかには
廉価な入門楽器としてフルートやクラリネットのおもちゃみたいなものもあったが、
評判を見ると一オクターブしか出ないなど芳しくなく、
変なものでごまかしても仕方ない気がしてきた。
いっそのこと響けユーフォニアムのDVDでもあげるか。
それともここはオタマトーンか。
もうちょっと悩もう。