2017年4月11日火曜日

春は来る

日々の忙しさにかまけてたら桜の季節も半ばを過ぎてた。
冬から春までの出来事を駆け足で書き留め。
写真は後からおいおい追加するかも。


伊:
名古屋市美術館「永青文庫 日本画の名品」(会期:1/14~2/26)
http://www.chunichi.co.jp/event/eiseibunko/

今年前半に期待してた美術展。
呼び物である菱田春草「黒き猫」は元より、
同じく菱田春草「落葉」や、小林古径「髪」に代表される、
美術の授業の資料集で見かける名画から、
横山大観、下村観山といった大正~昭和初期の巨匠の大作も
数多く陳列されており目にも鮮やかな印象だった。

後半は打って変わって白隠と仙厓の禅画。
白隠のインパクトある筆さばきと、仙厓の脱力した絵姿が好対照だった。
しかし仙厓はどう見ても絵心あるのにずるい画風だよ…。

大物も多く、前後期で結構な点数が入れ替えられたが、
前期のチケット半券を後期開催中に提示すると
当日でも前売券価格で入場できるシステムは好感が持てた。

記念に妻が「黒き猫」の複製画を購入。
特製の額も設えて部屋の片隅に飾られている。


呂:
2月中旬に京都旅行。
長年お世話になっている大阪山奥自転車屋の息子さんが
この春めでたく高専に合格したのでお祝いを携えて
泊りがけで遊びにいったついでに、行き帰りで京都立ち寄り。

行きに永観堂のそばにある日の出うどんで昼食。
カレーうどんの名店で開店と同時にお店が埋まり、
客の注文もほとんどカレーうどん。
私達もご多分に漏れずカレーうどん。うん美味い。
たっぷり小麦粉ながらピリッとスパイシーなカレーに
出汁をしっかり効かせて和風に仕立て、
ネギとお揚げと牛肉の時雨煮、口直しの漬物とご飯のセット。
辛めのスープと甘く炊かれた時雨煮のコントラストが良い感じ。
うどんも上品な柔らかさで美味しかった。また行きたい。

食べ終わったら出町柳へ行き、
ふたばで買った大福をデザートに鴨川を眺めてボンヤリ。
肌寒かったが天気も良くて、スズメにパンくずを与えてたら
ハトやカラス、トンビまで寄ってきて大賑わいだった。

大阪山奥に一泊し、帰り道で細見美術館に寄る。
鈴木其一展が気になったが、疲れもたまってきたのでそれは見ず
アートショップで其一のアヒルがプリントされたトートバッグを買う。
150年以上前に描かれたとは思えないくらいプリティなアヒル。


波:
フィルムスキャンにはまってた。
十数年前に撮った写真のネガがいくつか出てきて、
うちのPCに繋がってる機材で難なくスキャンできるのに気づいたので
機械任せでスキャニング。オートとは思えないほど簡単に
あの頃の写真が蘇ったのでちょっと感動した。
取り込んだ写真もGoogleフォトに同期すれば保管も楽だし
色調補正も備え付けの機能で満足いく仕上がりだし言うことなし。

まだネガは残ってるけど、3月に入ったら忙しくなったので
作業は一時中断。またヒマができたら取り込みたい。


似:
景観する循環カフェ 追加公演。
平沢さんのFCイベントで会員限定のトークショー+スペシャルライブ。
感想というかレポートはこちら。
久しぶりの東京だけど午前中の歯科診療を済ませてからの出発だったので
半日ぐらいしかいなかった。こんなに短い上京は初めてかも。
着いてすぐ万かつサンドを買い、山手線で池袋。
ジュンク堂で催されていた旅するミシン店展示販売で
カラスブックカバーを買い、すぐさま中野へ。
メカノにお邪魔してジョイ・ディビジョンのパロディTシャツを入手して
吉祥寺に向かいイベント参加、終演後に中本で夕食を食べて東京駅でお終い。
ちょっとバタバタだったから次の上京はもうちょっと遊びたい。


帆:
カメラを買った。
ここ数年、ずーっと欲しいなあ、けどニッチだよなあ、と
ぼんやり憧れてたリコーのTHETAをとうとう購入。
去年ようやく、納得行く性能と、手の届く価格の、
釣り合いが取れたモデル(THETA SC)が出たのと、
意外なことに妻がTHETAに興味を示したことが決め手だった。

先ほども出た大阪山奥の自転車屋さんが
私達がお邪魔した後にTHETAのフラッグシップモデルを
購入したとのことで、その後に再び所用で大阪山奥に単身行ったときに
実機と撮影した写真や動画を見て、
こういうことが出来ると実感したのが大きかったようだ。
やっぱり生で見るのはデカいよね。

360°全天球が撮影できるという現象は
実際にシャッターを切ってみるとなかなか画期的で、
今までカメラやスマホを構えたときに意識的、あるいは無意識にしてた
「フレームを切り取る」という意志が不要なのは面白い。
それと同時に「被写体からフレームを切り取る」のが、
いかに創造的な行動なのかも実感できた。

また、スナップショットで辺り一面すべてのものが撮影できるのは
実は意外と大きい革命なのかもしれないとなんとなく思った。
カメラのフレームって案外狭い。
昔の写真の背景に写り込んだ、今では残ってない建物や景色って
記憶を思い出すきっかけになるじゃない。
その場の全ての空気を一瞬で取り込めるのは後から響いてきそう。
大垣、水門川の桜を試し撮り。
大垣、水門川の桜を試し撮り。 - Spherical Image - RICOH THETA

とは言っても自分の写真なんて自分で撮らないから、
普段の自分がいかに仏頂面してるのか突きつけられるのは衝撃的だった。
もうちょっと笑顔を作ろう。

重さも控えめだから持ち歩きにも良さそうだし、
普段からこれで全天球写真を撮って歩こうかなと。
しかし今どきの写真事情は便利になってきてて、
カメラで撮った写真がWi-Fi経由で
カメラ→iPad→Googleフォトに保存されて
保存って点ではこれ以上ないくらい楽になったなあ…。


もう一台買っていて、
普通の写真を撮るのにiPadを構えるのがストレスになってきたので
iPadと自動連携できる防水カメラを探してたら、
ニコンが安価なモデルを出してた。しかもBluetooth接続。
写真を撮ったらその都度繋いで転送するようで
常時繋ぎっぱなしのWi-Fiタイプよりも
バッテリーにも優しそうなのでこれに决めた。
色は派手だしカメラとしてはそれなりの性能っぽいけど
スナップ用と割り切って使いたい。
と思って底値を探ってたら、4月になっていきなり急騰。
アウトドアモデルはこれが怖い。

比較的安値で新品がヤフオクに出てたから落札。
いま取引手続き真っ最中だけど、なんとなく向こうの不手際が目立つので
ちゃんと届くか少し心配してる。評価は二桁後半だからダイジョブとは思うけど
お願いだからトラッキングナンバー教えとくれ。

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