2018年1月27日土曜日

東京国立近代美術館「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」

この連休を逃したら行く機会をなくす気がすると予感したので
東京国立近代美術館で開かれてる展覧会
「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」に行くために東京へ飛んだ。


直前早割が取れたので、行きは早朝の飛行機で羽田へと向かい、
そこから京急で銀座に出て、築地の磯野家で腹ごしらえ。
ブリ刺定食のご飯を牡蠣飯に変更。
階下の磯寿司は豊洲に移転するが、磯野家はこのまま3月に閉店するとのことで
今年が最後の牡蠣飯となってしまうらしい。今までごちそうさまでした。



場外市場をぶらつき、築地本願寺で少しのんびりして立川へ。
まだ雪が残る道を踏みしめ迷いつつ、
国立極地研究所 南極・北極科学館を見学。
放送中の「宇宙よりも遠い場所」に登場しており
ちょっとした聖地巡礼だが、思ってたよりも小さめの施設ながらも
雪上車や隕石の実物展示、オーロラ体験シアターに
昭和基地のライブ映像などなど、見応えある展示内容を楽しんだ。



立川から近代美術館に行く途中で駒込に寄り道して
東洋文庫ミュージアムで科挙クリアファイルなるグッズを購入。
中国の官僚採用制度である科挙で最優秀成績を取った人物の答案用紙を
クリアファイルに仕立てたもので、
現代フォントと見紛うばかりの綺麗な楷書に惚れ惚れしてしまう。
ミュージアムも覗きたかったが時間が押してきたのでまた今度。


竹橋で降りてお堀に氷が残る皇居沿いを歩き近代美術館へ到着。
熊谷守一展は東京美術学校の学生時代から97歳の生涯を閉じるまでの作品を
時代ごとに余すところなく200点以上の展示。
宮川香山展に通じるような満腹感を味わう展覧会だ。
その中でも猫の絵を集めたコーナーでは、
代表作の三毛猫とそのスケッチとを重ね合わせるように
見られる展示構成がされており、鼻息荒くなるほど良いものだった。



先に見てきた妻から「音声ガイドを借りるといい」とアドバイスを受けたが、
時間も足らず気も急いてしまい結局借りなかったのは心残り。
今年公開の映画「モリのいる場所」の山崎努と樹木希林が
各作品の解説をしてて聴き応えもあるとのこと。

ファンの多い画家だけあって平日といえどもなかなかの混み具合。
年齢層は若干高めか。
同時開催の所蔵作品展は明治から平成にかけての
日本を中心とした美術作品が並び、こちらも見応えがあった。
松林桂月「春宵花影図」、原田直次郎「騎龍観音」は迫力あったし、
新宿中村屋や真澄の書で知られる中村不折の、本業の方の油彩画も見れた。
中でも日本画家が描いた生物画を集めたコーナーは
好みと合致してもう一度見に行きたいと思い返す。
速水御舟の蟻はエピソード込みで苦笑してしまう。


近代美術館を出る頃には陽も暮れており、慌てて東京駅へ。
ちょっとのお土産と新幹線内での晩ごはんを買い込み、
雪のせいで遅れ気味の新幹線に乗り帰郷。
これまで万カツサンドは八重洲南口と丸の内南口の
間の通路にある売店で求めていたが、
そのそばにある大きめのニューデイズに
弐万カツサンドからハンバーグサンド、ヒレカツサンドまで
みっちりと揃ってるのをようやく学習した。これからそっちで買おう。

相変わらずの詰め込み日帰り上京がちと辛い。
次こそゆっくり観光したい。

2018年1月16日火曜日

変わらない終わらない / 映画 中二病でも恋がしたい!-Take On Me-

「中二病でも恋がしたい!」のTVアニメが流れてたのはいつだったろうか。
調べたら第一期が2012年秋で、2014年冬に第二期放送だった。
当時は割と深夜アニメを見てたし
けいおんやたまこで一気に京アニ作品に引き込まれた人間なので
この作品も楽しく、時には身悶えしながら見てたのが懐かしい。

しかしここに来ての完全新作劇場版製作とは予想もしなかった。
中二病はさすがしぶとい。
ほどなく公開も迫り、公式サイトでロードムービーなあらすじも眺めた。
だけど劇場に足を運ぶまでは良いかな…と及び腰ではあったが
予告編を見たとき、一つ気がかりな点を発見。
六花と勇太、二人の後ろに、たまやが映ってる。

え。そういう映画なの?
ちょと待って一気に気になる。
うわースタッフの思う壺ってこういうのか。
振り返れば一期も二期も通しで見たし、前回の劇場版も足を運んだ身。
まさか再び極東魔術昼寝結社の夏御一行様を拝見できるとは思わなかったが
毒喰らわばなんとやらとの諺に従って
まんまと映画館に吸い込まれていった。
以下、感想の書き残し。



2018年1月15日月曜日

オー何テュー事ナンダロウ

この年末年始を挟んだ三週間は辛かった。
本業についての罵詈雑言しか思い浮かばぬ地獄の日々だったが、
ようやく心が少し落ちつく時間ができたので
記憶に残したいことだけでも残しておいて後で懐かしむ。


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1/6 金原亭馬久独演会
「この日は休め」と会社から言われた日、
スケジュールを見たらはじめ亭しげた席亭が主催する落語会が予定されてた。
昨年(2017年)は数えるほどしか落語を見られなかったし、
先述のどうしようもないクソったれな流れから逃れて
初笑いだけでもしようと熱田へ向かった。

会場は熱田さんと秋葉山の間にある大同特殊鋼の保養所で、
年季を感じる鉄筋コンクリート造りの建物の中に、舞台付きの宴会場が設置。
主役の金原亭馬久さんは2015年に二つ目昇進を果たした新進気鋭、
本人は「イケメン二つ目ブームに乗れない冴えない顔」と評していたが
目鼻立ちのくっきりとした顔立ちで、滑舌も良く明るい口調。

初の一人遠出独演会とのことで緊張してるのが観客にも伝わってきたが、
それもほぐれたら威勢のよい喋りと演技が乗ってきて
噺の本筋を丁寧に闊達に伝えあげる、聴き心地の良い高座が演じられた。
「年二回お呼びできるといいな」とはお席亭のお言葉。
また次も機会があれば積極的に見に行きたい落語家を知れた、
実りある日だった。やっぱ落語って楽しいな。

真田小僧
厄払い
踊り せつほん
雪とん



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我が家に住む猫の中でも古株の黒猫14歳。
食欲は旺盛だが近年身体つきが痩せてきており、
どことなく口内の様子を気にしてるそぶりを見せるので病院へ。
口内の方は炎症を起こしておらず歯石が溜まってるぐらいの症状だったが
血液検査の結果がよろしくなかった。各臓器に異変あり。
二度ほど検査して甲状腺の薬を投与して様子を見ましょうとの診断。

それから毎日二回、錠剤を飲ませる日々が始まった。
比較的おとなしく薬を飲んでくれる子だが、
頭を押さえて口をパカーと開き薬を放り込んで飲み込むまで口を閉じさせる、
あの一連の動作はどうしても抵抗感がある。猫の身体のためだとは思うが。
自発的に飲んでくれれば一番いいのにね。



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Netflixだが、加入した直後から激務になってしまい
見てるヒマなんて無くなったのでお試しで解約。
かなり使いやすくて見たい番組も多かったので機会あれば入り直したい。

代わりと言ってはなんだが、妻がAmazonプライム会員だったのを思い出したので
テレビ録画サーバーでAmazonプライムビデオが映るようにした。
しかし両者の性質が違うとは言え、Amazonプライムの方は
レンタルビデオ屋の品揃えっぽくて、面白みにちょっと欠ける気がする。
もうちょっとトリッキーなラインナップでもいいのに。
あ、でも新作アニメの配信が早いのは助かるかも。
「宇宙よりも遠い場所」はシーズン通して見たい。


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iPadのFlightradarを開いたらアプリリニューアルのお知らせ。
半年前に新バージョンに鞍替えしたらしくて旧アプリの方は更新終了ですって。
新アプリは月額(年額)課金制になったらしく
旧アプリの有償版を使ってた人は3ヶ月無償で使えるとのことだけど、
ゴールドとシルバーの二段階会員制。プラス無料会員。
んー。違いが分かんない。

調べたらシルバー会員の方が今までの有償版クラスのサービス提供で
ゴールドにすると天気レイヤーが見れたり
自分が搭乗したフライト軌跡ログを半年保存できたりするらしい。
シルバーが月額1.49ドルor年額9.99ドル。
ゴールドは月額3.49ドルor年額34.99ドル。
じゃあシルバーの年額払いでいいや、とインストール。

ほんの少しレイアウトが変わってるけど誤差の範囲。
でも画面上を動く飛行機に文字情報が出てこない。
改悪やんけーとかブーたれながら設定を探してたら、
旧アプリよりも細かく表示情報を設定できると知る。
自分好みにカスタマイズできたので乗り換え決意。

意外と重要だと感じたのは課金情報の扱い。
アカウントに紐付け方式なのでスマホアプリだけじゃなくて
PCブラウザの方もそのアカウントでログインしたらシルバー会員扱いになった。
なるほどね、これは便利。
しかし、どのサービスも定額課金が当たり前の時代になってきた。
正直買い切りのほうが有難いけどサービス維持の上では仕方ないのかな。


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自宅に敷いてるフレッツ光がプレミアムからネクストに切り替えらしい。
そのための各種手続きをしてるがこちらもよく分かんない。
月末には作業の予定だが、まあなんとかなるだろう。なんとかしたい。
なんとかしないとネットに繋がらなくなる。


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ここ数年楽しみに読んでた、でぃす×こみと
駄能力JK成毛川さんが相次いで終わってしまった。
単行本を買ったけど成毛川さんの方はネットで公開されてた
ショートショート劇場は収録されなかったみたいで残念。
ゆうきまさみ先生の方は巻末で新連載告知もされてて何より。
菅森先生は次回作も一般誌かな、どうなんだろ。

後から追っかけでじっくり楽しんでたへうげものも完結。
次は何を読もうかな、とか思ってたらFSSの新刊情報到来。
楽しみは色んな所に転がってると思いたい。