東京国立近代美術館で開かれてる展覧会
「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」に行くために東京へ飛んだ。
直前早割が取れたので、行きは早朝の飛行機で羽田へと向かい、
そこから京急で銀座に出て、築地の磯野家で腹ごしらえ。
ブリ刺定食のご飯を牡蠣飯に変更。
階下の磯寿司は豊洲に移転するが、磯野家はこのまま3月に閉店するとのことで
今年が最後の牡蠣飯となってしまうらしい。今までごちそうさまでした。
場外市場をぶらつき、築地本願寺で少しのんびりして立川へ。
まだ雪が残る道を踏みしめ迷いつつ、
国立極地研究所 南極・北極科学館を見学。
放送中の「宇宙よりも遠い場所」に登場しており
ちょっとした聖地巡礼だが、思ってたよりも小さめの施設ながらも
雪上車や隕石の実物展示、オーロラ体験シアターに
昭和基地のライブ映像などなど、見応えある展示内容を楽しんだ。
立川から近代美術館に行く途中で駒込に寄り道して
東洋文庫ミュージアムで科挙クリアファイルなるグッズを購入。
中国の官僚採用制度である科挙で最優秀成績を取った人物の答案用紙を
クリアファイルに仕立てたもので、
現代フォントと見紛うばかりの綺麗な楷書に惚れ惚れしてしまう。
ミュージアムも覗きたかったが時間が押してきたのでまた今度。
竹橋で降りてお堀に氷が残る皇居沿いを歩き近代美術館へ到着。
熊谷守一展は東京美術学校の学生時代から97歳の生涯を閉じるまでの作品を
時代ごとに余すところなく200点以上の展示。
宮川香山展に通じるような満腹感を味わう展覧会だ。
その中でも猫の絵を集めたコーナーでは、
代表作の三毛猫とそのスケッチとを重ね合わせるように
見られる展示構成がされており、鼻息荒くなるほど良いものだった。
先に見てきた妻から「音声ガイドを借りるといい」とアドバイスを受けたが、
時間も足らず気も急いてしまい結局借りなかったのは心残り。
今年公開の映画「モリのいる場所」の山崎努と樹木希林が
各作品の解説をしてて聴き応えもあるとのこと。
ファンの多い画家だけあって平日といえどもなかなかの混み具合。
年齢層は若干高めか。
同時開催の所蔵作品展は明治から平成にかけての
日本を中心とした美術作品が並び、こちらも見応えがあった。
松林桂月「春宵花影図」、原田直次郎「騎龍観音」は迫力あったし、
新宿中村屋や真澄の書で知られる中村不折の、本業の方の油彩画も見れた。
中でも日本画家が描いた生物画を集めたコーナーは
好みと合致してもう一度見に行きたいと思い返す。
速水御舟の蟻はエピソード込みで苦笑してしまう。
近代美術館を出る頃には陽も暮れており、慌てて東京駅へ。
ちょっとのお土産と新幹線内での晩ごはんを買い込み、
雪のせいで遅れ気味の新幹線に乗り帰郷。
これまで万カツサンドは八重洲南口と丸の内南口の
間の通路にある売店で求めていたが、
そのそばにある大きめのニューデイズに
弐万カツサンドからハンバーグサンド、ヒレカツサンドまで
みっちりと揃ってるのをようやく学習した。これからそっちで買おう。
相変わらずの詰め込み日帰り上京がちと辛い。
次こそゆっくり観光したい。
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