そんなものは競走馬の調教用ぐらいしか縁のなかった単語だが、
数年前から家に置かれるようになった。
元々は燃料用のペレットとしての製品らしいが、
これが猫トイレの砂代わりとして有用なのだ。
ウッドチップの上で猫が用を足すとチップが水気を吸って分解する。
匂いは木材の香りが強くてほとんど気にならない。
システムタイプの猫トイレなので分解した粉は下に敷いてるシートに落ちる。
我が家の場合は週2~3回の交換で済むし、猫も嫌がることなく使ってる。
現在は5匹の猫と暮らしてるが、年長である10歳オーバーの2匹は
猫砂を決して使うことなく、幼少から親しんだペットシーツを愛用しており、
若者組3匹がウッドチップと固まる猫砂トイレを使ってる。
逆にそいつらがペットシーツを使ってるのを見たことがない。
よくよく観察すると猫もなかなか頑固だ。
12歳になるボス格の黒猫がドライフードを食べる時は、
そそぐときにカラカラとクリスピーな音を立てるエサ箱でしか食べないし、
去年仲間入りした白猫は、腎臓が弱い最年長サビ猫専用の療養食が大好きで
自分の分を早々に食べ終わった後は、わざわざサビ猫のところまで行き、
奪いとってまでも他人の療養食をむさぼり食ってる。
実家に暮らしていた頃も犬や猫を飼っていたが
一頭飼いだったので犬や猫に個性があるとは考えることもなかった。
しかし猫を多頭飼いし始めてからは、それぞれの個性の強さに
面食らいながらも、それが大きな魅力だと知らされた。
一時期飼っていたランチュウも意外と個性があって
魚類あなどりがたしと唸らされた。
小さい頃からカエルが大好きで、図鑑を見てはモリアオガエルや
シュレーゲルアオガエル、カジカガエルをいつか飼いたいと願っていた。
だが、子どもの時分にそこらへんのカエルを捕まえては、
生半可な知識で飼おうとして結構な命を無駄にしてしまったので、
それを反省して両生類には手を出さないように自重している。
自然のままの姿が一番可愛いと納得して所有欲を絶っているが、
あいつらも飼ってみたら個性があるのだろうか。
ちょっとだけ気になる。
0 件のコメント:
コメントを投稿