2018年3月3日土曜日

春の安芸讃岐旅:初日 呉の街めぐり

二日目はコチラ→:宮島うまいモノめぐり
三日目はコチラ→:金刀比羅宮とうどんと海めぐり

前述のとおり、結果的にまとまった休業期と相成ったので
気分転換や心の療養を図るために旅行に出かけることにした。
近頃は東西どこに行くにしても日帰りばかりだったし、
夫婦で泊りがけの旅に出るのも久しぶりだ。
突発的ながらも、気になる旅先をそれぞれピックアップした結果、
我々がこれまでほとんど縁のなかった中国・四国地方の広島と香川、
呉の軍港と宮島・厳島神社、讃岐うどんとこんぴら参りと決まった。

数年前に妻がこんぴら+うどんの一人旅をしたが
お目当ての金刀比羅宮・表書院の円山応挙障壁画は雨漏りにより、
お参りの当日に突然公開停止の憂き目に遭って見られず。
今回はそのリベンジの絶好の機会でもある様子。
それぞれが旅先で見たいものの下調べを重ね、
旅行の計画好きな妻がルートを組み立てて旅行の当日を迎えた。


名古屋から新幹線のぞみで2時間半、広島駅で降りて
コインロッカーに大きな荷物を詰めて呉線に乗り換え。
単線をのんびりと進むと30分ほどで呉駅に到着。
駅から伸びる立体歩道橋の案内に従って歩くと
てつのくじら館の展示物である巨大な潜水艦が目の前に広がってきて、
沈黙の艦隊を熱心に読んでた頃を思い出してちょっと心躍る。



レンガ造りの大和ミュージアム
潜水艦がトレードマークのてつのくじら館が隣接しており、
まずは大和ミュージアムから観覧。
屋外展示の戦艦陸奥主砲・スクリュー・舵に圧倒されてから入場。



さて、旅立つ数日前に大和ミュージアム公式サイトを眺めてたら
先日からスマホアプリと連動した館内音声ガイドが導入されたとのことで
ナレーション担当は竹達彩奈さん。
うん、大和だね。
うちにいないのが残念だ。
中野梓フィギュアなら我が家にもいるんだけど。

【艦これ】大和ミュージアムの音声ガイドが大和の中の人こと竹達彩奈さんであることが発覚! : 艦これ速報 艦隊これくしょんまとめ

702: 名無しさん@おーぷん 2018/02/23(金)21:45:18 ID:kaO 728: 名無しさん@おーぷん 2018/02/23(金)21:46:10 ID:QRQ 780: 名無しさん@おーぷん 2018/02/23(金)21:48:04 ID:kaO 799: 名無しさん@おーぷん 2018/02/23(金)21:48:47 ID:bZb >>702 声優 英語力で検索したら何故かいの一番に上がる人じゃないか! 対応言語が4ヶ国語なのに、日本語ナレーションのところだけ項目があるのはわざとだろうなぁwこれはまた行きたくなりますなぁ 多言語音声ガイドの導入について - 大和ミュージアム 関連記事: 【艦これ】呉の海事歴史科学館「大和ミュージアム」に行ってきましたフォトレポート 引用元: http://uni.open2ch.net/test/read.cgi/gameswf/1519387185/

iPadの設定に苦労しながらもなんとか音声ガイドを拾えるようになり、
館内の目玉展示である10分の1戦艦大和のところから
音声ガイドに耳を傾けつつじっくりと展示を見る。
明治中期の呉鎮守府開府から太平洋戦争開戦と終戦、
戦後の港湾都市再生までの足取りが膨大な実物資料や模型資料とともに
解説されており、様々に考えさせられたが、
呉の街の戦後復興の模様を紹介した展示の次に
現在の呉港の姿がパノラマで広がる一階ロビーに繋がる展示構成は
なんというか、うまいなあ。胸に響く。



隣接するカフェで昼食を摂ってから、てつのくじら館へ。
大和ミュージアムは呉市が設立主体だが
こちらは海上自衛隊の広報施設。そのためか入場無料。

目玉はなんといっても実際に就役してた潜水艦あきしおの内部公開だが、
まずは戦後復興において海自の大きな役割だった航路啓開活動の展示から。
なんですかそれ? と首を傾げてたら
主に戦争中に日本の近海に敷設された機雷を除去する掃海作業とのことで、
戦地に地雷が設置されるならば、海には機雷が撒かれるのは確かに道理。
言われてみればペルシャ湾での自衛隊の掃海活動のニュースも頭に浮かぶけど
掃海についてあまり考えたことがなかったので眼から鱗だった。
海上自衛隊の掃海活動の歴史から具体的作業と技術紹介、
掃海活動中での殉職職員にも触れられ、制海権の重要性を認識させられる。

階を登って潜水艦の設備展示、隊員用の3段ベッドも実際に寝転んで体験可能、
そして潜水艦あきしおの内部展示へと繋がっていき、潜水艦の狭さを実感する。
潜望鏡からは呉港を眺望することができて沈黙の艦隊ごっこも捗る。
潜水艦から出た後は1階のカフェスペースで休憩。
目的の一つである「愚直たれ」を使った呉総監☆ドッグを食べる。
まもなく提供終了とのことで物珍しさに惹かれて食べてみる。うん美味しい。


『呉総監☆ドッグ』 愚直たれ認定式が行われました | 海上自衛隊呉史料館

海上自衛隊の機雷掃海と潜水艦の史料館


てつのくじら館を出て散歩がてら和菓子の天明堂まで歩き
銘菓の鳳梨萬頭を買い込んでから妻と一旦解散。
現役の潜水艦や護衛艦を間近に見れる公園、アレイからすこじまにバス移動。
この日はヘリコプター護衛艦かが、潜水艦救難艦ちはや、輸送艦おおすみ、
などを見られたが、一人で見てる時はかがぐらいしか艦名が分からず。
艦艇を撮影しても怒られない平和な時代であることに感謝しつつ撮りまくる。
向かいの港町珈琲店でお茶を飲んで休憩。ちょっとだけ聖地巡礼。







呉駅に戻りスーパーマーケットゆめタウンをブラブラして妻と合流。
日の入り時刻に合わせて出港する呉艦船めぐり・夕呉クルーズに参加する。
普段、海沿いで暮らしてるものの、商船やタンカーが中心に行き交う貿易港なので
造船と軍港がメインの港は雰囲気がまた違うものだと眺め感じる。

このクルーズでは先ほどアレイからすこじまからも見えた
呉港に停泊する海上自衛隊の艦艇だけではなく
隣接するジャパンマリンユナイテッドで建造中のタンカーまで解説された。
戦艦大和の建造ドックに覆われてた大屋根が現存してるのかい。凄いや。








艦船の解説紹介が一通り終わる頃に日の入り時刻を迎えて、
海上自衛隊艦艇で日の入りに合わせて毎日行われる
自衛隊旗の降納と君が代ラッパ吹奏を海の上から静聴。
今日も一日お疲れ様でした。





クルーズも終わって日もとっぷり沈み、呉の街から広島市内に戻る。
これでもまだ周りきれなかったのが正直なところ。
この世界の片隅にロケ地も行ければ良いなと思ってたがそれは次の機会に。



呉市のゆるキャラ呉氏も見慣れると愛着が湧いてくる。

呉IN-呉IN THE BLUE CHARACTERS

まさかのセカンドシングルをリリース!? 呉駅に向って走る あの列車に乗って行こう「呉IN-呉IN THE BLUE CHARACTERS」見てクレ!聴いてクレ!楽しんでクレ!
 


広島市のビジネス街に位置するホテルに宿を取り荷物を置き
近所のお好み焼き屋でちょっと遅い晩御飯。
生地がクレープみたい!博多ラーメンのような細麺!
広島風お好み焼きのイメージが一新される一枚だった。何枚でも食べれそう。
牡蠣のバター焼きも注文したがこれも新鮮な牡蠣がたまらない。


広島に来て良かったと満足しながら初日就寝。
明日の朝は早いぞ。

二日目はコチラ→:宮島うまいモノめぐり
三日目はコチラ→:金刀比羅宮とうどんと海めぐり



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