2018年7月28日土曜日

Wii Fit 100日続けてみた

関連リンク
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Wii Fit 踏み台昇降のバランスWiiボードかさ上げ


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春から始めたWii Fit
開始から100日過ぎたので、これまでの成果を発表。



減った。



Miiの体型も細くなった。

分かった。
あたし、管理されないと維持できない人間だ。


この間に注意したのは以下のポイント。

・毎日の体重測定
・一日30分の踏み台昇降と10分の軽い筋トレ
・週に2回ほど1時間前後の自転車(もしくはエアロバイク)
・一日7000歩ほどは歩きたい
・ゆるめの糖質制限

「ゆるめの糖質制限」が、どれほどのゆるさかと言うと、
茶碗のご飯を二口分ぐらい減らすとか。
我が家は1.5合炊くけど、それを4膳分に分けるとか。
食事の中で炭水化物以外に、タンパク質や野菜と
チェンジできる選択肢があるときはそっちを選ぶとか。
その程度。

もちろん、自転車に乗る時みたいな運動モードでは
普通に羊羹やらアンパンやら、必要に応じて食べながら走る。
そうじゃないと死んじゃう。

最初のうちはもりもりてくてく歩いてたけど、
猛暑の影響で散歩の回数が減ったら、その間は体重も停滞気味。
やっぱ日々の蓄積って如実に現れますな。
あと2kgは落としたい。


さて、この間に散々実感したのが、ダイエットは
・管理と継続
・無理は続かない
結局、いたってシンプルなところに帰結する。

日々の体重をチェックし、増減の原因がナニか目星をつけると、
運動量が多い日、少ない日、前日に食べ過ぎた日、脱水気味の日などは、
体重計に乗る前から増減が分かるようになってきた。

これらを習慣づけるのにWii Fitは私にとって、
とても有効なデバイスだった。
毎日スイッチを入れてWiiボードに乗れば体重を記録保存。
筋トレはトレーナーの指導つき、
時間がかかる有酸素運動はヒマつぶしあり。
ついつい飽きがちな「管理と継続」をあの手この手で続けさせる。

私の初期投資は、Wii本体とWii Fit Plusが約2000円。
ヨガマットが約1000円と、踏み台昇降用のかさ上げブロック計700円。
それと前から使ってる歩数計が3000円か。
折からのWii投げ売りも手伝ってチープに始められた。
入会金や月会費の従量課金が必要なジムとは比べ物にならないくらい安い。


Wii Fit Plusの問題点をあげると、
・歩数や活動運動量をリモコンで入力するのが手間
・筋トレのメニューをひとつしか記録できない
という点が気になった。

どちらも後継ソフトのWii Fit Uでは改善されてるらしいけど、
Wii Uもすでに旧世代機なのがネック。
中古価格もまだ1万円ぐらいするし。
社長も交代したし、個人的には継続発展してほしいけど、
健康事業をどうするのかな任天堂。


Wii Fitに限らず、スマートウォッチとスマホアプリを組み合わせて
活動量や運動メニューを管理してくれるものは、既にたくさんあるし、
評判の良いものもあると思うので、予算と目的に合わせてお好みで。
ビリーズブートキャンプとか、きっと同じように投げ売られてないかな。



痩せて余り気味だったベルトの長さを、
今のウエストに合わせてちょん切った。
これでリバウンドできないわ。



2018年7月26日木曜日

佐川美術館「生誕110年 田中一村展」


今年、最も興奮した美術展だった。
きっかけは先日訪れた多治見の美術館でもらったチラシ、
南国の森の岩陰に止まるアカショウビンの絵が可愛くて、
暑気払いに良かろうと、玄関ドアに貼っていた。

毎日見てると情が湧いてくるものの、
琵琶湖のほとりの美術館はちょっと遠いなと、考えあぐねてたら、
妻の方も同様に気になってたとのこと。
それならば、と新名神をかっ飛ばした。


7歳の頃の小品から、奄美時代の大作まで、
一村の画業人生を一望して苦悩と変遷が伝わる展示構成。

当時の画壇とは決別し、高評価は死後のものと解説されてたが、
その理由もなんとなく分かる気がする。
自賛の筆は右肩上がりのクセ字。
花や鳥などを細部のディテールまで細密に描き込むわけでもない、
画壇で図鑑のような正確さが求められたならば嫌われるだろう。

しかし、デフォルメされたモチーフを落とし込む勘所は抜群。
なにより構図が決まってる。
狭くて小さい掛幅絵や色紙絵が多かったが、
若き日からとことん巧かった墨の濃淡の使い分けが、
その狭い構図に奥行きを生み出す。
中でもその巧さが発揮されたのが、逆光を描いた風景画だと思う。
シルエットばかりなのに果てしない広がりを感じる。


若き日に習得した南画と琳派の技法は、必要に応じて、
引き出しから取り出して作品へと活かされるが、
奄美の移住資金作りとして描いた襖絵は、
あきらかに光琳の紅白梅図をリスペクトしただろう紅梅図と白梅図、
渾身の墨筆が冴える松図など、縁起物を脇に従え、
輪廻のさまを花になぞらえた四季花譜図が中心に描かれており、
これまでに培った琳派と南画の技法の極致のような大作だった。


奄美に移住してからの作品は画題の新鮮さや、
日本画としてのモチーフの奇抜さも目を惹くが、
構図・濃淡・逆光が冴えまくり、日本画の枠なんて逸脱した
グラフィックアートな世界まで手が届いてた。

南国の眩しい日差しの下、きつめのコントラストで映る風景を
ポスターカラーと言わんばかりの調色で塗り込む。
見た目に鮮やかな作品も多いが、逆光を画題に据えると一転、
版画のごとく極端に強調された白と黒の世界、
そこに一点だけ色が添えられて一気に華やぐ。

代表作「アダンの海辺」は、金泥の曇空と遠くに霞む水平線、
雲母を混ぜたのかキラキラと静かに輝く砂礫の浜、
そして奇妙な実をつけるアダンの木が穏やかな色調で塗られ、
絹本ならではの下地を成すキャンバスに収まっている。
なるほどあれは別格だった。
しかしこれを外しても、奄美時代の作品はどれも心奪われる。


もうひとつ欠かせないポイントは端。
青少年の頃から、絵の端に何か描かずにはいられない性格だったのだろう。
とにかくどの時代でも端っこに見逃せない何かがいる。
遊び心か、もったいない精神なのかは分からないが、
小さく端に描かれる何かが、画題の巨大さや畏敬を引き立ててもいた。


今回の美術展は図録がなく、代わりにNHK出版などの画集が置かれてたが、
たった今、肉眼で見た作品の勘所が、画集の印刷だと見えてこない。
一村の全貌がより分かる収録点数と解説ではあったが、
生の迫力と魅力は収まってなかったので、残念ながら次の機会に。
グッズももう少し食指が伸びるものがあれば良いのに。

しかし、なかば冗談のつもりで貼ってたチラシから
こんなに多くの刺激を得ることになるとは。
今までほぼ知らなかった自分の勉強不足を恥じる思いだが、
また好きな画家が増えた。

20180727 追記:
ひとつ思い出した疑問がある。
青少年時代の展示で飾られていた、千葉市美術館所蔵の椿図屏風。
あの左隻には、何が描かれてたのだろう。虚無?是空?


時間がなくて、常設展の樂吉左衞門や平山郁夫まで
見れなかったのはちょっと残念。
帰り道に寄ったラコリーナ近江八幡の
クラブハリエ焼きたてバームクーヘンも顔が溶ける美味しさだった。
滋賀県油断ならないな。


2018年7月20日金曜日

熱射地獄の中で

ツール・ド・フランスを見てる。
今年はついにJ SPORTSオンデマンドに加入してしまった。
オンデマンドだからスカパー実況勢から1分ほど遅れた映像を見てるが、
こちらにとっては近未来からの予言が飛んでくる状態なので
SFっぽいTLでござる。

オンデマンドなのでLIVE映像だけじゃなくて、
以前のレースの録画映像がいつでも見れる。
でも、わざわざそんなの見ないよなーと軽視してたが、
ラ・クルス by ツール・ド・フランス(女性版ツール)の
映像を見ながら、試しにエアロバイクを漕いでみたら
臨場感が半端なかった。これ面白いテンション上がる。

ケイデンスを選手たちと合わせてみたり、
山岳に入ったらペダルへの負荷を強くしたら、
クーラー+扇風機の環境でもアホのように汗が出る。
1時間しか持たない非力。

同じようなことやってるの、ツールの生中継見ながら
ずーっとエアロ漕いだり、ローラー台に乗ってる人って
世界中に沢山いるんだろうなあ、きっと…。



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クーラーを買い替えた。
前のエアコンの中をカビさせてしまい、
こりゃあかんと数年、冷房なしの生活を送ってたが
(どうしても必要なときは隣室のエアコンから冷気を回して)
さすがに今年は無いとヒトもネコも死ぬ危機を感じたので、買い替えた。

我が家の密閉性だと暖房は必要ないので、コロナの冷房専用クーラー一択。
カビさせてしまった教訓から、内部乾燥機能付きの機種を選び、
注文したのが関東が梅雨明けした直後だったろうか。
つい先日、そろそろ干からびるかもというタイミングで届いた。
黒い毛玉も白い毛玉もだいたい気持ちよさそうにしてる。
最年長の鼈甲毛玉は別荘で一人暮らしだ。



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IKEAに行った時、LEDシーリングライトを見た。
別段、いま使ってるので現状は不満ないが、
時代はすっかりLED照明に切り替わってるのを実感した。

昼光色も昼白色もスイッチ一つで切り替えれるとはなー。
もちろん明るさも選べるし、近くに手を寄せても熱くないし、
熱を出さないってことは、エネルギー効率も良いってことだよね。
それが丸型蛍光灯2個セットの、二つ分ぐらいの値段で売ってるなんて。
もうこれでいいじゃん。

LED照明の高性能化と低価格化を目の当たりにすると
その先の方でスマート家電が手を振って踊ってる気がする。
それもスマートスピーカーの普及と家電業界の連携が鍵になるか、
もしくはGoogleやAmazonあたりが美味しいところをかっさらうか。
あと10年ぐらいで輪郭がはっきりしてくるのかな。


個人的にはビッグデータとディープラーニングとボーカロイド技術が
うまいこと混合して、リアルタイム自動翻訳を実現した
AIアシスタントが実現するのを待ってるんだけど、
それは20年後ぐらいに尻尾ぐらい見えると良いな。

いまの日本の風潮として英会話レッスンや中国語とかに力入れないと
世界から取り残されるみたいな同調圧力を感じるけど、
なんとなーくあっという間に全世界自動翻訳アシスタントが
普及しそうな気がするんだけどな。ストロングAIはともかくとして。

まあ、そんな未来が来るまでに日常会話ぐらいで
英会話を身に着けといて損はないのは確かなんですけども。
日本の外国語教育はどこまで本気なんだろう。特に義務教育。



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多治見の岐阜県現代陶芸美術館で開催されてる
「驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ」。
今となってはロストテクノロジーみたいな明治工芸がお目当てだったが
現代アートも負けちゃいないぞ、といった趣旨の展覧会。

目を疑うような出来栄えな安藤禄山の胡瓜を呼び物に、
100年以上前の手仕事とは思えないような極みの工芸品から、
それらを継承したり私淑した現代作家が作り上げる恐ろしく精密な作品。
技術の発展や美の進化は当然だとしても、
学芸員の腕がふんだんに奮われた展覧会だった。

呼び物となる有名作品を最初に惜しげもなく展示して、
明治と現代の同種の作品を対比させて、観覧客の目を肥やしてから、
明治工芸を各ジャンルごとにこれでもかと並べて、
後半を過ぎたら、現代作家も凄いですよと言わんばかりに展示。
最後の方では現代だからこそ扱えるようになった素材を中心に、
テクニカルアートの未来を予見させる構成。
思えば最後の部屋は自然光の取り入れ方も巧かったなー。
全国巡回中なのでお近くで展示があったら是非。
もう一回見たいかもだけど多治見は今、煮えるように暑そう…。

そうこうしてたら、もうすぐ名古屋市美術館で
ビュールレ・コレクションだ。楽しみ楽しみ。



2018年7月3日火曜日

Camera Egal Stylo

スマホやカメラで撮ったデジタルな写真は、
ご多分に漏れずGoogleフォトに預けてる。
通信技術の発達のおかげで、「撮る」→「クラウド保存」が
シームレスにできるようになったうえに
ちょっとした修正ならGoogleフォトで可能だから助かる。

「撮る」→「SD抜いてPCへと移す」→「レタッチソフト立ち上げて直す」→
「溜まったらCD-ROMに焼く」とか、手間のかかる作業の連続で、
面倒くさくなってそのままカメラごと放置してた、
ちょっと前までに比べると、便利な未来に辿り着いた気がする。
平成初期までは36枚撮りのフィルムで
どれだけ貴重なシャッターチャンスを逃さないか、だったのにね。

膨大な利用者からクラウドに集めた画像データなどを、
Googleがどんなことに使ってるのかは知らないけど、
私らエンドユーザーは、享楽的に便利機能を使わせてもらうとして。


撮り溜めた十数年分のスナップの中から
食事に関するものと犬猫に関するものを、それぞれ
「食事録」「犬猫集」として、アルバムとしてまとめた。
今はもう無い名店の料理や、実家で飼ってた犬が懐かしい。





ついでに手元に置いておきたい写真などをプリントアウト。
Googleフォトから焼き増しする感覚でアルバム共有とかもできるけど、
プリントした写真は液晶で見るのとは別の感慨もある。
10年前の両親が写ってる写真などは今度渡しに行こう。


デジカメが普及し始めたのが20世紀の終わりぐらいで
出始めの頃のサイバーショットとか持ってたはずなのに、
それで撮った写真はほとんど残ってないのが意外。
やっぱり転送とかレタッチ面倒だったんだ。元は取れてないな。

いま愛用してるNIKONのCoolpix A900は、iPadを経由して
ほとんど操作要らずにデジカメ→Googleフォトを実現できたけど
市販のデジカメはほぼWi-FiやBluetoothを搭載してる時代だし、
ものによってはAndroid OSで動いてるのも珍しくないし、
PCレスでクラウドまで上げられるカメラが増えるとラクだと思う。
スナップショットしか撮らないし、RAW現像なんてしないし。


めっちゃキレイな写ルンですが欲しいだけなのかな。
一度くらいはまともなデジイチも使ってみたい気もするけどねー。