1日分だ。
どこへ行くか悩む。
我が家からは西も東も思いのままだが、
今回の候補に上がったのはこちら。
1:高山本線を縦走する高山・富山ルート
2:紀勢本線で紀伊半島を進む新宮・串本ルート
3:京都から舞鶴の軍港を見に行こうか
4:法隆寺を中心とした奈良京都周遊
…どれも決め手に欠ける。
最初は富山高山が最有力だったが、高山の観光地はだいたい巡ったし、
夕方前に富山に着いても寿司ぐらいしかつまめない。
日帰りとなると紀伊半島は非現実。
舞鶴は気になるけど、調べてみたら
海自の艦艇見学桟橋開放や観光地商売は週末中心だし。
それじゃ法隆寺に行こうかな、
でも去年のルートと変化ないなあ、と消極的選択になりかけたら
妻から助け舟が出た。
「夜行バスで高松に行ったら?」
なるほど!
先に遠くまで飛んでから、そこから18きっぷで帰るわけね。
アリ。それアリ。
天気が良さそうな日の夜行バスも空いてたので、
さっくり出かけてみた。
23時過ぎ発のさぬきエクスプレスで高松へ。
高松駅のバスターミナルに降りて、徒歩で香川県庁まで。
県庁脇にある「さか枝」で朝ごはん。
かけうどんにちくわ天。290円。
早朝営業なのに安いなあ…。
6時半前なのにお客さんも10人近く。
駅に戻り、高松港を散策。
特に見るものは無いけど時間つぶし。
次の目的地に早く着いても仕方ないからの選択だけど、
いま思えば岡山駅周りを散歩しても良かったのか。
もう一杯うどんというのは、この先のカロリー摂取的に諦め。
通勤ラッシュだけど始発だからラクラク座席確保。昼寝。
岡山からは赤穂線。ローカル線だけど、
いまどきの日本は、どこの田舎もそんなに景色が変わらない。
文庫本を読み進めながら港町まで揺られる。
日生には10時過ぎに到着。
ここでのお目当てはカキオコ。
牡蠣の季節が終わってるかも、と心配だったが
SNSを見る限り、まだ食べられるみたいで行ってみた。
こんな機会でもないと、多分一生行かなさそう。
リアス式海岸そのものな切り立つ山と入り組む港を
見物しながら歩いてると違和感を感じる。
観光客が多い。
ひなびた港町なのに、
年齢層が高めなグループが十数組は歩いてる。
駅前で配布してるカキオコマップと思しきチラシを手に。
カキオコ、そんなに根付いてたか。
狙ってたお店「浜屋」に着くと、10時半だというのに
すでに店内はファーストロットが埋まりかけてた。危ない。
一方が店主のお姉さんとお兄さんが調理する厨房。
もう三方を囲むように7席。壁沿いには待合席が並ぶ。
注文を通してから調理の様子を眺めてると、
後から後からお客が入ってくる。人気店だ!
作り方としては広島風か。
生地を薄く伸ばして、その上に大量の刻みキャベツ。
いりこ粉、天かす、青ネギを盛り、
一呼吸置いてから生牡蠣をひとつかみ乗せて追い生地。
勢いよくひっくり返してから牡蠣とキャベツを蒸し焼きに。
これがまた念入りに火を通す。
もう一度裏返すときにはしっかり焦げ目がついていた。
たっぷりとソースを塗り、青海苔、紅生姜、味の素、
そしてもう一度青ネギを乗せて完成。
一味とマヨネーズはお好みでカスタマイズ。
マヨと卵がオプションなのは非常にありがたい。
「マヨ抜きで」「卵抜きで」と注文するのはストレスじゃよ…。
食べる前から美味いのを食べるのは楽しい。
大きさは30~40cmほどだろうか、もう盛りだくさん。
これで1000円で良いのだろうか。
朝の190円かけうどんも安いけど。
満腹になりながら来た道を帰る。
駅前に連絡船乗り場があり、見てみると行き先は小豆島。
へええええ。考えたことなかった。
そういう選択肢もあるのか。
次の機会は島巡りだな!
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