2017年5月13日土曜日

「艦これ」公式クラシックスタイルオーケストラ
【Grand Fleet Tour 2017】名古屋 昼公演

「艦これ」と言えば泣く子も黙るブラウザゲームの雄。
私も二年間ほど、毎日のように起動して提督業に勤しんでたが、
去年の夏イベントでアクィラ掘りに失敗して以来、足が遠のいた。
だって日々の備蓄作業がしんどいもん。
資材を貯めないとイベントで新艦娘を掘れないし。


ゲームこそやらないものの、艦これ自体が嫌いになったわけじゃないので
毎日流れてくる情報やまとめサイトに目を通していたら
艦これ公式オーケストラコンサート全国ツアー決定とのニュース。
題して「艦これ」公式クラシックスタイルオーケストラ【Grand Fleet Tour 2017】
去年は春に東京、秋に大阪でそれぞれ行われたのは記憶に新しいが、
今年は全国六都市+台北で公演とのこと。規模でかいなあ。

名古屋は愛知芸術劇場コンサートホールで催されるとのことで、
芸文センターの上(県美)と下(小ホール+アートショップ)には
何度も通ったものの、縁遠かった真ん中に入る良い機会。
それにオーケストラ演奏にも興味あるし、
ブラウザゲームではダントツに爽快に気持ち良い市場が形成された、
幸せな経済が回ってるコンテンツだし
とても楽しいひとときが過ごせるに違いない、
なにより単純に艦これ好きだし。

去年の公演はチケット入手も困難とのことだったが
先行予約で難なく入手できて一安心。
ちゃんと本格的なコンサートらしくドレスコードもあり
スマートカジュアルもしくは平服指定に従い、
ジャケットとパンツを新調して準備を整えて会場入りした。


艦これは好きだがそんなに入れ込まず付き合ってきたので
数あるBGMの曲名もほとんど記憶しておらず、
馴染みある曲と知らない曲の割合も半々ぐらいだったか、
それだけに新鮮に楽団の演奏模様も目の当たりにできた。
ゲーム上ではループに耐えられる作りをされている曲も
コンサート用に構成に富んだアレンジが施されており、
ゲーム音楽だけあって熱い曲調もあれば、時にはしんみり聞かせる場面もあり、
悲劇的な背景を偲ばせる楽曲で会場が密やかな空間に包まれれば、
慣れ親しんだ我が家のような居心地の曲も流れ、
中盤の艦娘音頭では場内一体の手拍子が囃された。
各場面の度にどっぷりと艦これの世界に浸っていたあの頃を思い出す。
沁みる曲ばかりで心地良い。


オーケストラのフル演奏を体験するのは初めてだったが
コンダクター竹本泰蔵氏の情熱的な指揮が
いかんなく発揮されて、演奏風景まで見応えあった。
終了後の評判をTwitter検索しても
これまでの諸公演と比べてもピカイチという内容が多く
自分が会場で生で受けた感想も的外れではなかったとホッとする。
客席からの拍手もとても情熱的なものばかりだった。
オーケストラ鑑賞も追っかけると面白そうだ。
なにはともあれ、「行って良かった!」と素直に感動できる
良質なコンサートであり、同時に楽しい艦これ公式イベントでもあった。


会場ではツアーグッズが数種類発売されてたが、
紙モノが好きな者としてはパンフレットがなかったのは少し残念。
去年のオーケストラライブCDが公式通販されてるのは少し気になる。
前説などの会場MCは名古屋では由良が担当しており、
終了を告げる後説では来るべき更なる改装にも触れられていた。

そろそろ実生活に支障ない程度で提督業に復帰しようかなあ、と
なんとなく決意する一日だった。
しかしこんなに長いこと放置しといたから、うちの鎮守府の子達が怒ってそうだ。
まずは春イベを行けるところまで行って、お次は由良を育てようかな。
(2017.05.20:追記 Гангутお迎え完了、E5Bで由良+新艦レベリング中)


本日の演奏曲目をまとめてくださったツイートを転載。


※前段作戦 「邂逅」の前に、カルメン 「間奏曲」 (アラゴネーズ)
※※後段作戦 「特型駆逐艦」の前に、G線上のアリア
※※※「武蔵の帰投」で本編終了、アンコールとして「昼戦」以下4曲