2019年1月25日金曜日

ベッタベタのベタでもきっと、うまくいく/「バジュランギおじさんと、小さな迷子」

SNSや動画サイトの広告って邪魔じゃないっすか。
ずーっとそう思ってるし、実際邪魔だし、
これから先も永遠に邪魔なままなのだろう。

ところが、あれだけ下手な鉄砲が撃たれてると
たまには当たることもあるもんだと思った。
「バジュランギおじさんと、小さな迷子」のSNS広告である。

バジュランギおじさんと、小さな迷子

全世界大ヒット!「ダンガル」「バーフバリ」に次ぐインド映画歴代興行成績No.3! 「バジュランギおじさんと、小さな迷子」2019年1月18日(金)全国順次ロードショー




かっちょええっんすよ、主演のサルマン・カーン。
ムキムキでムッキムキでエロタレ目で。
インド三大カーンの中じゃ大体いつも三番目だけど。



数年前にバンコクへ行く機内で見た
ボリウッド映画「Prem Ratan Dhan Payo」。
あれにヤラれてから、サルマン・カーンがどんな作品に出てるのか
Youtubeで見れそうなのを漁ってたときもあった。

そのときになんとなく見かけたような記憶の単語が、
巡り巡ってTwitter広告で流れてきた。
BAJRANGI……?
あ。サルマン・カーン。漁ってたときにコレ見た。
バーフバリ効果のおかげなのか、
日本でもウケそうなボリウッド作品を全国上映する流れなのね。
SNSの神様ありがとう。
見に行きたい。
封切りが1/18で、近所の映画館は…どっちも1/24終映やんけ!
損切り早過ぎ!!

あわてて近所の映画館に駆け込んだ。
パンフはもう売り切れてた。




お話は北インドが舞台の現代劇。
生まれつき喋れないパキスタンの女の子。
この子がなんとか話せるようと、
今はインド国内にあるイスラーム聖廟まで、
お母さんに連れられて巡礼の旅に出たけども、
途中ではぐれてしまい、国も信仰も違う場所で女の子独りぼっち。

そこで出会った、敬虔なヒンドゥー教徒であるところの
バジュランギおじさんことサルマン・カーン。
我らが兄貴なバジュランギと
すっかり懐いて「ムンニー」の愛称で呼ばれる女の子。
今回は金も地位も名誉もないけど、
ハヌマーンへの厚い信仰と真っ正直な心があるぞ。
さあさあこの先どうなるどうなる。

……というのがあらすじ。
Wikipedia見ちゃダメ。あらかた書いてやがる。


ボリウッド映画のフォーマットそのままに、
踊って唄って泣かせて笑わせて喜怒哀楽がてんこ盛り。
開始10分の自己紹介ダンスからしてEDMでズンズン来る。
演出もCG技術も効果も音楽も、お金が回ってる世界だから
ほんとクオリティが半端無いもんなー。
ムトゥの頃が懐かしいですよ。あれは最高だったけど。
そういやムトゥもリマスター版が上映されてたっけ。



「バジュランギおじさん~」のお話本編は
「きっと、うまくいく」みたいなテイストも感じる現代人情噺。
そこにサルマン筋肉と子役少女の愛らしさが加わって最の高。
「きっと~」ヒロインのカリーナ・カプールが脇役に徹してるので、
もうちょっと前に出てきてくれても嬉しい。



近所じゃ上映も終わりかけてるけど
口コミで徐々に評判が広がってるらしいから
そのうちまた名画座とかでもかかるといいな。

変にインドっぽさを押し付けるような
サービス過剰な日本配給じゃないのも嬉しかった。
予告編見てもそんな感じだよね。
「NIPPONならSAMURAIとNINJAとOI-RANだろHAHAHA!」
みたいなステレオタイプの宣伝広告は、
さすがにちょっともう萎える。

あちらの今のそのままの映画を素直に
こちらに運んでくれた、素っ気ないけど自然体な配給。
見た感じでは不自然なカットシーンも無さそうだし、
ボリウッド映画のノーカット公開大歓迎。
そういえばバーフバリもPKもまだ見てないや。





前の職場でパキスタンの少年がアルバイトしてて
カッコよくてシャイでとても良い子だったけど
彼も元気にしてるかな。






2019年1月20日日曜日

新春信州東京旅:すぱっと善光寺東京観光

準備編
新春信州東京旅:長距離一筆書ききっぷの調べ方買い方

初日
新春信州東京旅:ふらふら信州鉄道旅


二日目は5時過ぎに起床。
チェックイン前に買っといたカップヌードルをすすり、身支度。
ここのホテルは朝食にも力を入れており、
そちらのプランも人気が高いが、今回は予算削減でパス。
美味しそうだったんだけどね。


「お参りしてきます」と鍵を預け、6時前に外に出る。
夜も明けぬ暗闇からは淡雪が舞い降る。
善光寺が近づくにつれ、現代的な街路灯は減り、
丁石と灯籠が並ぶ参道に高まる雰囲気。


あいにく灯籠には火が灯っておらず、
暗がりの中を歩いていたが、徐々に斜度が高くなる。
大門交差点から先では立派な登り坂だ。
宿坊の前を過ぎ、仁王門をくぐると、空気も凛とする。

日中なら活気もありそうな門前町も、
数軒から店開きの準備をする明かりが漏れてるぐらいで
さすがに商いをしてる店は、まだ無い。
それでも参拝客や宿坊に出入りする人影を、いくつか見かける。

古都特有の間口狭い建物の脇に、山内寺院や仏像も立ち並び、
それら一つ一つ手を合わせながら本堂を目指す、
信心深い人の姿もあった。



山門に入り、巨大な本堂を見上げる。
シルエットと篝火しか見えないが立派だ。
朝のお勤めはすでに始まってるらしい。
不信心者はさっさとお参りを済ませて、授与品所を覗く。

定番のおみくじお守りからご祈祷、納骨まで、
様々なラインナップが並んでおり、目に楽しい。
近年はこういうところでも文化財を模したガチャがあり
良いおみやげになってるよね。



そんな中、ハートを鷲掴みにしてきたのが、手ぬぐい。
かまわぬとコラボしたものとなれば、品質は折り紙付き。
しかもその中の一種が「牛に引かれて善光寺参り」の
名シーンを大胆な構図で再現。
あーこれ。これこれこういうの。よく分かってる善光寺。
品質、デザイン、有り難み、これだけ揃ってれば
少し高くても買う! お参り代とお土産!

善光寺、手ぬぐい販売 伝説など絵柄に3種類

長野市の善光寺は、「牛に引かれて善光寺参り」の伝説を表した絵柄や寺紋などの模様の手ぬぐい3種類を新...

そろそろ戻ろうかとする頃には空も白み始め、
参拝客の姿も徐々に増え始める。
人の流れを逆に行き、7時過ぎにはホテルに帰着。
部屋の中でくつろいでると眠気が訪れたので寝直し。

次に起きたのは10時前だったろうか。
チェックアウトが11時なのでゆっくり休めた。
荷物をまとめて身ぎれいにして出立。


長野で気になってた和菓子屋の幾つかが
参道にあるので、先程の道をもう一度歩く。
日が出てると、やはり雰囲気がガラリと変わる。
午前だというのに観光客で賑わってる。

長野風月堂 | 信州老舗和菓子店

明治19年創業。信州の名産杏を使った甘酸っぱい味わいの銘菓「玉だれ杏」や、「福くるみ」や「杏の実」など長野風月堂より信州ならではの和菓子をお届けして参ります。
門前町の長野風月堂で杏菓子を調達。
気になってた民芸品店は、店内の接客がきつくて辟易。
寒天アンテナショップで土産を見繕えれれば、
軽くてかさばらなくて、貰う方も気楽だよねと思ってたら、
土産向きの商品が弱くて、普段遣いの品揃えだった。

結局、善光寺参道で観光らしいことは
ほとんどせずに駅まで戻る。
しかし、長野駅と善光寺の間だけで一日潰せそうなのを実感。
旅って時間のリソースの割き方が難しいな。


駅に着いたら北陸新幹線の座席指定。
手元にある特急券は自由席なので、
自由席と指定席の差額520円を足して指定を付ける。
1時間半後の予約なので、時間にゆとりが出来た。
昨日に引き続き、MIDORIの中を周遊する。

夕方過ぎてた昨日と違い、昼前の店内はどこも混雑しており、
レストラン街は満席ばかりだった。新幹線に弁当を持ち込もう。
そうなると、だいたい腹積もりは決まってる。
寿司とおやきだ。

1Fの地元客向けスーパーの魚売り場が
海無し県とは思えぬほど新鮮な品揃えだったのは、
昨日の下見で確認済み。
バイ貝やブリなどのラインナップから見るに
北陸流通ルートが確立してるっぽい。よし決めた。

寿司は新幹線に乗る前に買うとして、寿司だけじゃ寂しいね。
おやきは2Fの信州くらうどで、数店が肩を並べて商売してる。
そこももちろん、おみやげ然としてて、それなりに風情あるが、
1F惣菜コーナーのおやき屋が気になった。

地元向けなのだろう、2Fで見かけるような
かしこまった定番の味ばかりじゃなく、
3段5列ほどに積まれた、種類豊富なおやきの山。
しかもカウンターの前で常に止まる客足。
長野駅でおやきを買うならここだわ。

本店 西澤餅屋:おやき

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余談だが、MIDORIの1Fと2Fは、少し行き来しづらい作り。
2Fと3Fはゆとりある中央階段やエスカレーターが目立つのに。
たぶん、設計思想的に観光客向けの2F3Fと、
地元向けの1Fとは明らかに分断してるのだろう。
非常階段やファッションフロア経由で行けるけど。


腹づもりは決まったので、
2Fでの出費を減らしつつウィンドーショッピング。
時間はまだあるし、なにしよう…。
あ、酒を飲んでも良いのか。飲みたいな。

とはいうものの、下戸として生まれたこの身体、
ワンカップや2合瓶を飲むと致死量を超えてしまう。
試飲させてもらえないかと、指を咥えてふらついてたら、
遠藤酒造場の方が二種類、新酒の試飲をしてた。
ありがたやありがたや。

初雪は、ふんわりとしたまろやかな軽めの口当たり。
直虎は純米吟醸、キリッと引き立って弾ける飲み口。
美味しいっす! 量が飲めないのが残念っす!
豆プラカップ半分くらいで顔紅潮の、心臓バクバクします!

妻のおかげで、お酒の味は分かるようになったんだけどなー。
2合瓶があれば買って帰ってたな。ごちそうさまです。


その後はMIDORIの上と下をふらふら。
1Fの惣菜コーナーも2Fの駅弁コーナーも気になるものばかり。
ついつい買い込みすぎてしまった。


時間も迫ったので新幹線口改札からホームに降りる。
ここの立ち食いそば屋も、人が並んでいる。
塩尻、茅野、上諏訪、長野。どこのそば屋も、
なんだか立ち食いとは感じさせぬ、雰囲気を感じる。

食べすぎないように意識してたので、優先度が低かったが
立ち食いそば食べ歩きもきっと楽しいぞ。



北陸新幹線かがやきは12両編成。
東海道山陽で例えると、のぞみクラスに相当するのかな。
全席指定で1両がグリーン車。もう1両が夢と噂のグランクラス。
検討したよ。グランクラス。

長野→東京間の新幹線自由席が3680円。指定席が4200円。
グリーン車飛ばしてグランクラスが、11190円。
差し引きしても、1時間半に追加運賃7500円は
さすがにちょっと財政難。
長野の一泊が5000円だったもんなー。
1500円の朝食を外すような旅だもんなー。
ちくしょー。
いつか乗ってやる。


祝日昼間の新幹線は、結構な混み具合。
もうちょっと空いてるもんだと思ったら、意外だった。
二列の窓側を取り、流れる車窓を眺めながら東京へ。
軽井沢を越えて群馬に入ると、もう都会の街並みだね。

買い込んだ食べ物を平らげるも流石に多すぎた。
おやきは夜食か翌朝で良いや。
東海道とは違い、北陸新幹線には普通指定席にも、
JR東日本広報誌トランヴェールがささっており、
ヒマつぶしに目を通す。

巻頭特集はチバニアンを中心とした千葉・茨城の地質学。
ほへー、なかなか渋い特集ね……。挿絵に見覚えある。
太めのロットリングかポスカで描かれたタッチの
丸っこいオオサンショウウオ。
サンちゃんじゃね?
……岡崎二郎先生じゃん!!!


なにこれなにこれ? どういうこと?
トランヴェールで連載持ってるの? 聞いてないよ?
東北上越北陸新幹線に毎月乗らなきゃいけないの?


調べた。インターネットとモバイルデバイス最高。
今月号の巻頭特集にゲストとして招かれて、
取材と挿絵とマンガを描き下ろした、とのこと。
岡崎二郎マニア界隈ではちょっとした話題になってた。

…こんなタイミングで、
普段は縁なんて無い北陸新幹線に乗って、
岡崎二郎先生の載った広報誌が手に入るなんて、
人生ってどこにどんな貴重なものが転がってるのか、
ほんと分かんないなあ…。ラッキーでした。
もすこし岡崎二郎先生界隈にもアンテナ伸ばしとこう。反省。


思わぬ僥倖に、心落ち着くことなく大宮。
ここらへんから東北や上越の新幹線も見かけて賑やかに。
なんで猫耳実現しなかったのか、東北。

ふと思い立って上野駅で降りる。
特急券に無効印と、長距離きっぷの使い方を今一度確認。
「上野で途中下車した場合、次はどこから乗れるのか」
途中下車した上野駅から再スタートなのか、
東京駅からなのか、それとも都区内どこからでも乗れるのか。

答え。
「途中下車した上野駅→東京駅→名古屋駅間で逆戻りしてない駅」。
なるほどシンプル。東京駅までは経由地に入れてるから、
例えば、秋葉原駅から乗って山手線で品川駅まで行き、
そこから新幹線改札に入場というのは可能なんだ。

さらにいえば別にきっぷなりSuicaなりを用意して横浜へ行き、
新横浜駅から新幹線で名古屋へ、ってのも
やろうと思えば出来るわけかな。あまり現実的じゃないか。


上野駅から上野公園へ。
東京国立博物館で、正月展示の松林図屏風を見物。
これまでなかなか縁がなかったので、無理やり見に行く。
幽玄。
他にも面白そうな展示ばかりだから時間がほしかった。
あと少しタイミングがずれれば顔真卿展だったのにな…。

【公式】特別展「顔真卿―王羲之を超えた名筆」

2019年1月16日(水)―2月24日(日)東京国立博物館 平成館で開催。國立故宮博物院蔵の「祭姪文稿」をはじめとする顔真卿の名品を通して、顔真卿の人物や書に迫ります。ほかに王羲之、欧陽詢、虞世南、褚遂良、懐素、空海らの作品が一堂に会します

上野公園から御徒町まで歩き、御徒町駅から大江戸線。
勝どき駅まで乗り、海辺の埋立地を歩く。
東京海員会館でUW手ぬぐいを調達したかったが
あいにく売り切れ。そのまま豊洲PITを目指す。

埋立地ながらも風もなく、まあまあそれなりに過ごしやすい。
ダウンコートの下はTシャツ一枚で過ごせた。
知り合いにはほぼ会わず。
開演間近に同じく長野帰りの(あちらは出張だが)
友人と会い歓談。
土産をうっかりロッカーに入れてしまい渡しそびれた。
ごめんね。


その後、妻たちが集う方に合流。開場。開演。終演。
回収船の爽快感たまんない。

終演後に会えた友達ぐらいにはお土産渡せればー、と
思ってたけど、みな足早に帰ってしまい、手持ち無沙汰に。
翌日は平日だし仕方ないね。

結局、いつもの食事に行くメンバーと
ご飯を食べながらいくつか土産を渡す。
なかなか腰を据えてお話する機会が無かった方の、
YMOを始めとする'80音楽講座がとてもタメになった。
客観的で鋭い評論が勉強になる。
また改めてお話を伺いたい。


日付が変わる頃にチェックイン。
翌日は近所にある巨大ヨーカドーを眺めてから赤坂観光。
しろたえでお茶とケーキ、とらやでお土産。












東京ミッドタウンまで歩き、途中の旧乃木邸も見学。
期間限定の坂角ゆかりショップでつまみ食いして
ここから先は別行動の妻は、実家へのお土産を調達。
品川駅までバスで移動し、そこで妻と解散。




私の方は新幹線での軽食を調達して、
東海道新幹線自由席特急券をのぞみ指定席へと変更。
差額は730円。名古屋へは1時間半で帰着。
乗車券と特急券に無効印が押されて、今回の旅行もおしまい。
帰り道にタカシマヤに寄ったら、
長野で見つからずに悔しい思いをした
小布施堂の朱雀モンブランが期間限定出店してたので
迷うことなく購入したのは最後のご愛嬌。



トラブルらしいトラブルもなく、下調べと仕込みさえすれば、
なかなかに快適な旅だった。特急は楽だ。
帰ってからもヒマがあれば時刻表片手に、
どんな一筆書きルートが書けるか、
その先でどんな観光できるか、考えて遊んでしまう。

サンライズ出雲とか組み込めないかなあ。
特急いなほ、なんてのもあるんだ。
全国に知らない在来線特急が結構走ってるぞ。
また機会があれば。










2019年1月19日土曜日

新春信州東京旅:ふらふら信州鉄道旅

準備編
新春信州東京旅:長距離一筆書ききっぷの調べ方買い方

二日目三日目
新春信州東京旅:すぱっと善光寺東京観光


東京豊洲の核P-MODELライブを見に行く途中で、
平沢進作曲の時計台オルゴールを聞きに行く鉄道旅。


ライブ前日の1/13朝、JR名古屋駅に到着。
軽食を買い、8:00発の中央線特急しなの3号に乗り込む。
乗客は半分くらいか、余裕のある感じの車内。



おにぎりをかじりながら名古屋近郊の車窓を眺める。
そもそも地元では、JRに乗る機会がほとんど無く、
西の中央線を使うのなんて十数年ぶりだろうか。
近場なのに、まったく見慣れぬ景色を楽しむ。

千種を過ぎたあたりで睡魔がやってくる。
目覚めたら木曽福島駅で停車した。
小一時間ほどで、すっかり山の中である。
そこからは微かな4G回線を頼りにSNSや現在位置を見たり、
外の山並みを観察したり。木曽平沢駅も一瞬だけ目視確認。


9:53塩尻駅着。
中央本線の東西と、JR東日本JR東海の境界駅であり、
篠ノ井線の南端でもある、鉄道交通の要衝、塩尻。
まずここで途中下車。

改札を一旦くぐり、茅野行ききっぷ500円を買い再入場。
acureブランドの自販機や、
駅売店がNEW DAYSなのを見て、東に来たのを実感。
空気が凛として一目盛り寒い。
待合室横の立ち食いそば屋から漂う香りが、食欲をそそる。
10:09発の甲府行き普通に乗る。


4両編成だったか、そこそこの混雑具合。
乗客の荷物にはスキースノボ用品が目立つ。
冬山登山トレッキングのそれを持つ人も混じり、
なるほどここは山岳地方だと、いちいち感心する。
私のような軽装の観光客はほぼいない。
30分ほどで茅野駅に到着。





茅野での目的と出来事は、別ブログにまとめてる。
1時間半ほどの滞在なので駆け足になり、
結局、茅野ベルビアの中で大半を過ごした。



ベルビアから西側を眺めると、石鳥居が目に入る。
諏訪大社 上社前宮の参拝道だ。

鳥居~鳥居・・・前宮まで歩いてみた・初春|東急リゾートタウン蓼科

広いタウン内では、様々な山遊びやアウトドアスポーツ、陶芸や工作なども体験できます。
ここから徒歩30分ほどで辿り着けるとのこと。
次は諏訪大社めぐりしたいな。



一駅分のきっぷは200円。
11:58発の松本行き普通で上諏訪駅まで戻る。
往時の盛りを偲ばせる駅前繁華街を南に進み、
手打ちそば 更科で昼食。
かつて諏訪に寄り、セラ真澄で買い物をしたとき、
「この近所の美味しいそば屋さんはどこでしょう?」と
尋ねた際に教わったお店だ。


外装を見て確かに来たことあるような、と仄かに思い出す。
店主おすすめの四色もりそばを注文。
田舎・せいろ・更科と、季節限定の柚子。
……あー。美味しい。これは美味しい。
切り口のエッジが立ってる細打ち麺。
美味しい。

掲げられた中村不折の書も味わい深く、
とても暖かみある店内。ごちそうさまです。



お腹も満たして次は温泉。
上諏訪の硫黄泉で、今では唯一となった、
協会員以外も入れる公共浴場の大和温泉へ。

来た道をそのまま南東へ進み、
西へと折れてから、湯小路の交差点を直進して三叉路。
さらに進むと民家の一角に「大和温泉」の看板。
「注意しないと見落とす」と伺っていたが、なるほど確かに。


「タオルの持参をしない入浴者は固くお断りいたします」の
但し書きされた門をくぐり、
間口が狭く四方の囲まれた通路を進むと、拓けた中庭。
中の人を呼び、入浴料300円を払って男湯へ。



うん、公衆浴場。
ほんのり香る硫黄臭が優しい。
天井が高く、ちょっとした宴会場ぐらいの
大きさの家屋を半分に仕切り、
手前に脱衣所、奥がタイル張りの浴場。
ロッカーに荷物をしまい、衣服を脱いで、
タオル片手に入浴。

湯舟に5人ほどは入れるだろうか、大きめのステンレス。
備え付けの石鹸やシャンプーは無し。
風呂桶が6~7個、山状に積まれてるのを拝借。
湯に浸る。
熱い。43~4℃くらいだろうか。
慣れれば肩まで入れるか。


浴槽の中空に伸びる蛇口。
これが、源泉から繋がるパイプらしい。
なんと掛け流しが楽しめる。
ひねるとほんの少し、黄色がかったお湯がサラサラ出る。
60℃ぐらいとのこと。

上諏訪温泉 大和温泉 - 秘境温泉 神秘の湯

浴室はとても綺麗でよく管理されている。脱衣所の奥へタイル張りの床とステンレスでできた浴槽がある。 かけ湯が水と源泉の2種類あり、かけ湯前を陣取るな!と張り紙がされていた。きっと陣取る人がいたのでしょう。 湯は一瞬緑色に見えるけど、タイルの色が緑色なだけで湯は少し黄色がかった透明。源泉は止められてあり、入ったら蛇口をひねって源泉を出すシステム。あがる時は止めてからあがる。 ...

脱衣所ですれ違った老人以外には、他の客にも会わず、
諏訪の街の秘湯を独り占めできた。
こんな週末の昼下がりにのんびりしてていいんだろか。



大和温泉で身体がしっかり暖まった後は蔵めぐり。
セラ真澄と丸高蔵まで散歩。
次に行く東京で友人知人に会うだろうから、
ここらのお土産でもと、ひとしきり考えながら歩くが、
ライブ会場で酒瓶をいきなり渡されても、困るだろうし、
そのうちの一人は長野出張から帰ったばかりだし、
なかなか悩む。

蔵元ショップ Cella MASUMI - セラ真澄 (長野県諏訪市)

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味噌の通販・諏訪での食事は神州一味噌発祥の蔵 丸高蔵

長野県信州諏訪で大正5年より味噌を造り続けている味噌蔵 丸高。食事処のご案内やこだわりの信州味噌の通信販売などを行っています。
やや早足で、そば、温泉、酒蔵、味噌蔵を
巡ったら2時間ほど経過。
残り1時間は時間調整かと駅に戻ると、
霧ヶ峰口の通路から道路へと伸びる青い点線。
これを辿れば諏訪湖まで行けるらしい。徒歩10分。
ちょっと行ってみよう。




諏訪湖のほとりは遮るものもなく
吹きっさらしの凍てつく風が出迎えてくれた。
ザ・冬。
しかし今年の湖面は氷一つ浮かんでない。
御神渡りなんて期待もできない。
街にも雪かき後の掃溜めくらいしか雪が残ってない。
暖冬ですな。

再び駅に戻り、しばし休憩。
この地方の駅はとにかく、待合室が大きい。
そしてその中は暖房がガンガンに焚かれてる。
冬気分でセーターにダウンコートを重ねた人間にとって
暑すぎるくらいだ。改札内のベンチで電車を待つ。

ところで、上諏訪駅のホームには足湯がある。
誰でも利用できるそうで、この日も10人以上が足を浮かべてた。
タオルは自分で用意しなければならないけど。

上諏訪駅足湯

上諏訪駅の上りホームにある足湯。電車を待つ間や、旅の疲れを癒やすためなど、多くの人が休憩しています。以前はこの場所に入浴可能な温泉があり、名物になっていたんですよ。

上諏訪駅から長野駅へは
1~2時間に一本ほどの間隔で直通列車がある。
手持ちの長距離きっぷの区間は、
名古屋市内→長野→東京→名古屋市内なので、
上諏訪駅→塩尻駅間のきっぷ410円を別途購入して入場。

15:14発の長野行き普通は2両編成だった。
アシンメトリーの車内構成で、
向かって右側がロングシート、左が向かい合わせのボックス。
乗ったときから密度の高い車内は、
塩尻、松本と中身をその都度入れ替えながらも、
常に多数の客を乗せ、2時間半ほどかけて長野へと移動。

うたた寝をしつつ旅気分で過ごすと、間もなく姨捨駅。
篠ノ井線の名物駅である、スイッチバック方式と
日本三大車窓に数えられる善光寺平の眺めは見逃せない。
車内放送でも、それらの特徴が読み上げられるほどのサービス。
夕闇に包まれた善光寺平は、なるほど見応えある夜景だった。



17:50長野駅着。
改札で長距離きっぷと上諏訪→塩尻きっぷの2枚を提出して、
「上諏訪からここまで来て途中下車します」と伝達。
一瞬のうちに状況判断し、途中下車印を押してもらう。流石。


奥座敷まで来たの、いつ以来かな。初めてかもしれない。
仙台駅や京都駅みたいな新しい駅舎で栄えてる。
かつての仏閣駅舎が今なお人気あるようだけど、
私はこざっぱりとした駅舎が割と好き。

下調べの頃からなんとなく分かっていたが、
食事と買物については長野駅ビルMIDORIで
完結する勢いで充実してた。

片方の2Fが土産物、3Fがレストランと観光客向け。
1Fは地元客向けの生鮮食品とグロサリー。
もう片方はファッションビルになり、
そちらのB1Fは無印良品、1Fにはマツキヨやスイーツ。
かなり練られた構成で便利だわ。


3Fの明治亭でソースカツ丼を注文。
当初の計画どおりの決め撃ちだったが、
注文後にメニューを改めて眺めたら
ジビエメニューとして鹿肉ソースカツ丼があった。
ああ、そっちだ! これはそっちだ!
ソースカツ丼は想像通りの美味しさだったが、
次にあったら鹿肉チェックしたい。





2Fの土産物フロアも覗く。
いわゆる箱モノ土産から、和菓子洋菓子の地元銘店、
そして信州の酒、ワイン、味噌、醤油など発酵食品と
こだわりの食品が一堂に会する「信州くらうど」。
つまみも提供される角打ちコーナーまで配置され、
ここは酒党のために作られたフロアだ。

長野駅 信州くらうど 醗酵バー醸(かもす) ナカジマ会館 駅ソバ 長野地域のため池

農地整備課T1です。JR長野駅は夜になると提灯が点灯され、善光寺の門前口といった雰囲気です。仕事が終わり電車やバスなどの待合せ時間にちょっと一杯という方もいらっしゃると思います。 そんな方にぴったりなのが駅ビルMIDORI長野の2階のフロア信州おみやげ参道ORAHO内にある「信州くらうど」の「醗酵バー醸」です。県内の地酒、県内産ワインが立ち飲みできます。 ...

妻への土産を見繕い、夜食を少し買い込み、
善光寺と長野駅を南北につなぐ繁華街を歩く。
昔からの参道が、そのまま今でも
繁華街になってるのって、ちょっと新鮮。

20時前にチェックイン。
その日はそのまま夜遊びすることもなく、
早めに早寝。翌朝は牛に引かれるのじゃ。


続↓
新春信州東京旅:すぱっと善光寺東京観光





2019年1月17日木曜日

新春信州東京旅:長距離一筆書ききっぷの調べ方買い方

初日
新春信州東京旅:ふらふら信州鉄道旅

二日目三日目
新春信州東京旅:すぱっと善光寺東京観光



明けたばかりだと言うのに、
平沢進の核P-MODELライブが行われる目出度い年だ。


妻は早々と往路の飛行機予約を済ませたが、
私の方は、行けるかどうかいまいち不明だったので、
旅程を決めあぐねていた。

年明けになり、行けそうなのがほぼ確定したので、
例のアレを試そうと決意。
「長距離きっぷ途中下車の旅」である。


----------
去年の広島金毘羅旅行の際に、
帰り道で実践した長距離きっぷと途中下車。

春の安芸讃岐旅:二日目 宮島うまいモノめぐり

広島観光といえばやっぱり宮島。 「安芸の宮島」を「秋の宮島」と長いこと間違えてた類の人間だけども ここは譲れませんとDDH-184口調で呟いてしまう。 宮島に行くならば目的はもちろん厳島神社の参拝となるが 鏡のような海に浮かぶ大鳥居は見逃せない。 となると、潮の満ち引きを調べなきゃなのね、 宮島観光協会が使い勝手の良い年間潮汐・潮見表を用意してくれてて助かる。 ...

・片道101キロ以上のきっぷは途中下車が可能
・営業キロ601キロを超えるとその先の運賃がお得
・201キロから先、200キロを超える度に有効日数が一日増える
大雑把に言えば上記の仕組みだ。
詳しい解説はこちら。

これですべてわかる!お得な一筆書き乗車券の使い方

たかく JRの運賃を節約するテクニックの一つに「片道乗車券を活用する」というものがあります。片道乗車券とは言うまでもなく"普通の"きっぷですが、工夫をすることによって割引きっぷ顔負けの節約をすることができます。 往復乗車券ではなく、片道の一筆書きの乗車券を買うというところが味噌です。寄り道できる上に節約もできるので、旅行者には大変ありがたいものです。 ...

JR在来線全線乗り放題の青春18きっぷとは違い、
あらかじめ発券したルートどおりの
路線の駅でしか乗降車できないし、逆戻りもご法度である。
しかし、青春18きっぷでは乗れない特急車両に
(特急券併用)乗れるアドバンテージは大きい。

行きと帰りで同じ路線を重複できないが、
JRのように巨大な路線網なら
ぐるっと一周の一筆書きルートを描いて、
片道長距離きっぷにすることも可能。

時刻表片手にどんなルートが現実的な旅行として楽しいか、
しばらく試行錯誤していた。


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そんなことを漠然と考えて遊んでた頃。
平沢進ファン界隈で、時おり話題にあがるも解けずにいた
「平沢進の謎仕事:茅野市の時計台オルゴール」が
遂に特定されたとの報が飛び込んだ。
聞けば茅野駅に直結した駅前商業施設にあるらしい。

さらに、知人が上諏訪旅行に行き、酒蔵訪問や温泉、
諏訪大社観光が楽しかったという話も伝え聞く。

上諏訪へ行ってきました | 田村指圧治療院(自然良能会取手支部) | 腰痛・神経痛・肩こり冷え性

こんにちは。上野治療室からです。 友人から11/9金曜日まで有効の特急あずさの回数券を頂きました。 使い切れないけど使える人もいない、確かに平日休みの人は少ない。 という事で降って湧いた旅行のチャンス!という事で上諏訪へ行ってきました!! ありがとうございます!!ありがとうございます!! 諏訪はちょうど紅葉のシーズン!! 色とりどりとれも綺麗でした!! まずは諏訪大社の本宮へ。 ...

行くしかない長野。


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名古屋から諏訪方面を経て東京へ行き、名古屋に帰る旅程の場合、
オーソドックスに思いつくのは、

名古屋→<特急しなの>→塩尻→<特急あずさ>→新宿→
→東京→<東海道新幹線>→名古屋、だろうか。

これならば、ほぼ全ての旅程がルート上にあるから
途中下車だけで旅行が可能だ。
千種(名古屋)→塩尻→新宿→東京→名古屋の
乗車券特急券合計運賃が、しめて19120円。


しかし、長野まで行くのなら、
せっかくだから長野駅まで行きたい。
善光寺にお参りしたい。
観光地の諏訪はホテルも高そうだし、塩尻や松本も悪くないが、
どうせなら欲張って、北の方へと足を伸ばしたい。

名古屋→塩尻→(諏訪観光)→塩尻→長野→塩尻→東京→名古屋、を
機械計算で試算した。


千種(名古屋)→塩尻→東京→名古屋
乗車券 10480円 有効期間5日
特急しなの自由席 千種→塩尻 2160円
特急あずさ自由席 松本→新宿 2380円
新幹線のぞみ自由席 東京→名古屋 4100円

塩尻→茅野 乗車券 500円
茅野→上諏訪 乗車券 200円
上諏訪→長野 乗車券 1660円
長野→塩尻 乗車券 1320円

<合計:22800円>


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なるほど、こんなもんか…、と。
名古屋→塩尻、約2時間。松本→新宿、約2時間半。
東京→名古屋、約1時間半。
長野→松本は約1時間ぐらい見た方がいいな…と、
全国路線図と時刻表を眺めてたら、もうひとつルートがあった。

名古屋→<特急しなの>→長野→<北陸新幹線>上野→
→東京→<東海道新幹線>→名古屋、である。

そうだ! 北陸新幹線!!
あいつは元々、長野新幹線だ!!
名古屋→塩尻→(諏訪観光)→塩尻→長野→東京→名古屋も試算する。


千種(名古屋)→長野→東京→名古屋
乗車券 11120円 有効期間6日
特急しなの自由席 千種→長野 1190円
新幹線あさま自由席 長野→東京 3680円
新幹線のぞみ自由席 東京→名古屋 4100円

塩尻→茅野 乗車券 500円
茅野→上諏訪 乗車券 200円
上諏訪→塩尻 乗車券 410円

<合計:21200円>

名古屋→塩尻、約2時間。長野→東京、約1時間45分。
東京→名古屋、約1時間半。


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「在来線特急2本+新幹線1本」から、
「在来線特急1本+新幹線2本」にグレードを上げ、
なおかつ遠くまで行ってるのに、早くて安い。

ポイントは塩尻←→長野間の往復をカットしたのと、
在来線特急と新幹線の乗継で発生する、特急料金乗継割引。
それらを乗り継ぐと在来線特急の特急料金が半額になる、とのこと。

知らなきゃ損!JRの「乗継割引」で特急料金が半額に

JRには様々な割引がありますが、今回は「乗継割引」を紹介。新幹線と特急・急行を乗り継ぐ場合、一方の特急料金が半額となるお得な「乗継割引」、知っているのと知らないのとでは大違いです。グリーン車の場合は?途中下車するとどうなる?などの詳しいルールや、東京駅では適応されないといった例外についても解説します。

なので、特急しなの名古屋→塩尻(2160円)+
北陸新幹線あさま長野→東京(3680円)よりも、
特急しなの名古屋→長野(2380→1190円)+
北陸新幹線あさま長野→東京(3680円)が、お得になる、みたい。
色んな技があるのね。

とにかく、時間もお金もお得なら、
特急しなの・北陸新幹線・東海道新幹線を
使わない手はない。


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ここまでは時刻表とネットの情報ブログで調べるも、
解けない疑問点がひとつある。
「信越本線 篠ノ井←→長野間はどう処理されるのか?」

定義上、新幹線は在来線と同じ路線扱いなので、
例えば在来線の東海道線で東京→名古屋へ行き、
新幹線で名古屋→東京を戻るのは、一筆書きにはならず
単なる往復扱い。

一筆書ききっぷの注意で例として挙げられるのは
東京→金沢→京都→東京の、
北陸新幹線+サンダーバード+東海道新幹線ルート。
この場合は、山科←→京都間が重複してるので、
東京→金沢→山科→東京の一筆書ききっぷと、
山科←→京都の往復乗車券を用意せよと注意される。
(ここまで、認識に誤りがあったら、ごめんなさい)

今回の、名古屋→長野→東京→名古屋の路線図では
信越本線の篠ノ井←→長野間が重なってる、ように見える。
ここはどんな処理なのか。山科←→京都と同じ扱いなのか。


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時刻表で分かんないことは駅員さんに聞くのが一番。
これこれこういうルートの乗車券特急券を買いたい、という
概要を紙にまとめて(これ重要!)
新春の名古屋駅みどりの窓口に突進した。亥年。
「ああ、ここは問題ありませんよ」

結論としては北陸新幹線と信越本線の、
そこの部分は別区間扱いとのこと。
(信越本線がぶつ切りになってるからなのかな)

20190119追記:
汽車旅指南所より。
ややこしいけど、北陸新幹線は
新幹線と在来線を同一視しない区間」に該当する様子。

片道乗車券にならない?新幹線と在来線を乗継ぐときのややこしい話

JRの乗車券は、新幹線と在来線を乗り継ぐ場合でも1枚につなげることができます。ただし、折り返しとなる場合はできる場合とできない場合があります。新幹線と在来線を乗り継いで折り返しとなる場合とはどういうことでしょうか。


さらに、名古屋市は
JRの運賃計算的に「特定都区市内」の特例に当てはまり、
市内のどこの駅で乗降してもOKの「名古屋市内」となる。
(新幹線の乗車券も「名古屋市内」って書いてますね)
なので千種から乗車、みたいな面倒なことをせず、
堂々と名古屋駅から特急しなのに乗り、
新幹線のぞみも名古屋駅で降りることが可能、だった。

JRのきっぷの「名古屋市内」とは? 範囲や使い方など、わかりやすく解説

東海道新幹線で名古屋駅まで行こうとJRの長距離きっぷ(乗車券)を買うと、「名古屋市内」と書かれていることがあります。 このJRでの「名古屋市内」の範囲とはどの駅までか、通常のきっぷとの違い、使い方などをくわしく解説します。 JRのきっぷに表示されている「名古屋市内」は、実際の名古屋市に位置するJR線のすべての駅です。 ...

あ。これ、「名古屋市内→名古屋市内」きっぷだ。
経由:中央西・篠井線・信越・長野・新幹線・東京・新幹線・名古屋
11120円の乗車券と、3枚の特急券。
そのうち名古屋→長野は指定席を最初からつけて、
残りの2枚は自由席、別途料金加算で指定席に振替可能。
しめて20350円なり。


長野での宿泊先も予約して、
長野観光と東京ライブの下ごしらえもOK。
これを使った旅行にさっそく出てみる。


続↓
新春信州東京旅:ふらふら信州鉄道旅