新春信州東京旅:長距離一筆書ききっぷの調べ方買い方
二日目三日目
新春信州東京旅:すぱっと善光寺東京観光
東京豊洲の核P-MODELライブを見に行く途中で、
平沢進作曲の時計台オルゴールを聞きに行く鉄道旅。
ライブ前日の1/13朝、JR名古屋駅に到着。
軽食を買い、8:00発の中央線特急しなの3号に乗り込む。
乗客は半分くらいか、余裕のある感じの車内。
おにぎりをかじりながら名古屋近郊の車窓を眺める。
そもそも地元では、JRに乗る機会がほとんど無く、
西の中央線を使うのなんて十数年ぶりだろうか。
近場なのに、まったく見慣れぬ景色を楽しむ。
千種を過ぎたあたりで睡魔がやってくる。
目覚めたら木曽福島駅で停車した。
小一時間ほどで、すっかり山の中である。
そこからは微かな4G回線を頼りにSNSや現在位置を見たり、
外の山並みを観察したり。木曽平沢駅も一瞬だけ目視確認。
9:53塩尻駅着。
中央本線の東西と、JR東日本JR東海の境界駅であり、
篠ノ井線の南端でもある、鉄道交通の要衝、塩尻。
まずここで途中下車。
改札を一旦くぐり、茅野行ききっぷ500円を買い再入場。
acureブランドの自販機や、
駅売店がNEW DAYSなのを見て、東に来たのを実感。
空気が凛として一目盛り寒い。
待合室横の立ち食いそば屋から漂う香りが、食欲をそそる。
10:09発の甲府行き普通に乗る。
4両編成だったか、そこそこの混雑具合。
乗客の荷物にはスキースノボ用品が目立つ。
冬山登山トレッキングのそれを持つ人も混じり、
なるほどここは山岳地方だと、いちいち感心する。
私のような軽装の観光客はほぼいない。
30分ほどで茅野駅に到着。
茅野での目的と出来事は、別ブログにまとめてる。
1時間半ほどの滞在なので駆け足になり、
結局、茅野ベルビアの中で大半を過ごした。
諏訪大社 上社前宮の参拝道だ。
ここから徒歩30分ほどで辿り着けるとのこと。鳥居~鳥居・・・前宮まで歩いてみた・初春|東急リゾートタウン蓼科
広いタウン内では、様々な山遊びやアウトドアスポーツ、陶芸や工作なども体験できます。
次は諏訪大社めぐりしたいな。
11:58発の松本行き普通で上諏訪駅まで戻る。
往時の盛りを偲ばせる駅前繁華街を南に進み、
手打ちそば 更科で昼食。
かつて諏訪に寄り、セラ真澄で買い物をしたとき、
「この近所の美味しいそば屋さんはどこでしょう?」と
尋ねた際に教わったお店だ。
店主おすすめの四色もりそばを注文。
田舎・せいろ・更科と、季節限定の柚子。
……あー。美味しい。これは美味しい。
切り口のエッジが立ってる細打ち麺。
美味しい。
掲げられた中村不折の書も味わい深く、
とても暖かみある店内。ごちそうさまです。
お腹も満たして次は温泉。
上諏訪の硫黄泉で、今では唯一となった、
協会員以外も入れる公共浴場の大和温泉へ。
来た道をそのまま南東へ進み、
西へと折れてから、湯小路の交差点を直進して三叉路。
さらに進むと民家の一角に「大和温泉」の看板。
「注意しないと見落とす」と伺っていたが、なるほど確かに。
但し書きされた門をくぐり、
間口が狭く四方の囲まれた通路を進むと、拓けた中庭。
中の人を呼び、入浴料300円を払って男湯へ。
うん、公衆浴場。
ほんのり香る硫黄臭が優しい。
天井が高く、ちょっとした宴会場ぐらいの
大きさの家屋を半分に仕切り、
手前に脱衣所、奥がタイル張りの浴場。
ロッカーに荷物をしまい、衣服を脱いで、
タオル片手に入浴。
湯舟に5人ほどは入れるだろうか、大きめのステンレス。
備え付けの石鹸やシャンプーは無し。
風呂桶が6~7個、山状に積まれてるのを拝借。
湯に浸る。
熱い。43~4℃くらいだろうか。
慣れれば肩まで入れるか。
浴槽の中空に伸びる蛇口。
これが、源泉から繋がるパイプらしい。
なんと掛け流しが楽しめる。
ひねるとほんの少し、黄色がかったお湯がサラサラ出る。
60℃ぐらいとのこと。
上諏訪温泉 大和温泉 - 秘境温泉 神秘の湯
浴室はとても綺麗でよく管理されている。脱衣所の奥へタイル張りの床とステンレスでできた浴槽がある。 かけ湯が水と源泉の2種類あり、かけ湯前を陣取るな!と張り紙がされていた。きっと陣取る人がいたのでしょう。 湯は一瞬緑色に見えるけど、タイルの色が緑色なだけで湯は少し黄色がかった透明。源泉は止められてあり、入ったら蛇口をひねって源泉を出すシステム。あがる時は止めてからあがる。 ...
脱衣所ですれ違った老人以外には、他の客にも会わず、
諏訪の街の秘湯を独り占めできた。
こんな週末の昼下がりにのんびりしてていいんだろか。
セラ真澄と丸高蔵まで散歩。
次に行く東京で友人知人に会うだろうから、
ここらのお土産でもと、ひとしきり考えながら歩くが、
ライブ会場で酒瓶をいきなり渡されても、困るだろうし、
そのうちの一人は長野出張から帰ったばかりだし、
なかなか悩む。
蔵元ショップ Cella MASUMI - セラ真澄 (長野県諏訪市)
null
やや早足で、そば、温泉、酒蔵、味噌蔵を味噌の通販・諏訪での食事は神州一味噌発祥の蔵 丸高蔵
長野県信州諏訪で大正5年より味噌を造り続けている味噌蔵 丸高。食事処のご案内やこだわりの信州味噌の通信販売などを行っています。
巡ったら2時間ほど経過。
残り1時間は時間調整かと駅に戻ると、
霧ヶ峰口の通路から道路へと伸びる青い点線。
これを辿れば諏訪湖まで行けるらしい。徒歩10分。
ちょっと行ってみよう。
吹きっさらしの凍てつく風が出迎えてくれた。
ザ・冬。
しかし今年の湖面は氷一つ浮かんでない。
御神渡りなんて期待もできない。
街にも雪かき後の掃溜めくらいしか雪が残ってない。
暖冬ですな。
再び駅に戻り、しばし休憩。
この地方の駅はとにかく、待合室が大きい。
そしてその中は暖房がガンガンに焚かれてる。
冬気分でセーターにダウンコートを重ねた人間にとって
暑すぎるくらいだ。改札内のベンチで電車を待つ。
ところで、上諏訪駅のホームには足湯がある。
誰でも利用できるそうで、この日も10人以上が足を浮かべてた。
タオルは自分で用意しなければならないけど。
上諏訪駅足湯
上諏訪駅の上りホームにある足湯。電車を待つ間や、旅の疲れを癒やすためなど、多くの人が休憩しています。以前はこの場所に入浴可能な温泉があり、名物になっていたんですよ。
上諏訪駅から長野駅へは
1~2時間に一本ほどの間隔で直通列車がある。
手持ちの長距離きっぷの区間は、
名古屋市内→長野→東京→名古屋市内なので、
上諏訪駅→塩尻駅間のきっぷ410円を別途購入して入場。
15:14発の長野行き普通は2両編成だった。
アシンメトリーの車内構成で、
向かって右側がロングシート、左が向かい合わせのボックス。
乗ったときから密度の高い車内は、
塩尻、松本と中身をその都度入れ替えながらも、
常に多数の客を乗せ、2時間半ほどかけて長野へと移動。
うたた寝をしつつ旅気分で過ごすと、間もなく姨捨駅。
篠ノ井線の名物駅である、スイッチバック方式と
日本三大車窓に数えられる善光寺平の眺めは見逃せない。
車内放送でも、それらの特徴が読み上げられるほどのサービス。
夕闇に包まれた善光寺平は、なるほど見応えある夜景だった。
改札で長距離きっぷと上諏訪→塩尻きっぷの2枚を提出して、
「上諏訪からここまで来て途中下車します」と伝達。
一瞬のうちに状況判断し、途中下車印を押してもらう。流石。
奥座敷まで来たの、いつ以来かな。初めてかもしれない。
仙台駅や京都駅みたいな新しい駅舎で栄えてる。
かつての仏閣駅舎が今なお人気あるようだけど、
私はこざっぱりとした駅舎が割と好き。
下調べの頃からなんとなく分かっていたが、
食事と買物については長野駅ビルMIDORIで
完結する勢いで充実してた。
片方の2Fが土産物、3Fがレストランと観光客向け。
1Fは地元客向けの生鮮食品とグロサリー。
もう片方はファッションビルになり、
そちらのB1Fは無印良品、1Fにはマツキヨやスイーツ。
かなり練られた構成で便利だわ。
3Fの明治亭でソースカツ丼を注文。
当初の計画どおりの決め撃ちだったが、
注文後にメニューを改めて眺めたら
ジビエメニューとして鹿肉ソースカツ丼があった。
ああ、そっちだ! これはそっちだ!
ソースカツ丼は想像通りの美味しさだったが、
次にあったら鹿肉チェックしたい。
2Fの土産物フロアも覗く。
いわゆる箱モノ土産から、和菓子洋菓子の地元銘店、
そして信州の酒、ワイン、味噌、醤油など発酵食品と
こだわりの食品が一堂に会する「信州くらうど」。
つまみも提供される角打ちコーナーまで配置され、
ここは酒党のために作られたフロアだ。
長野駅 信州くらうど 醗酵バー醸(かもす) ナカジマ会館 駅ソバ 長野地域のため池
農地整備課T1です。JR長野駅は夜になると提灯が点灯され、善光寺の門前口といった雰囲気です。仕事が終わり電車やバスなどの待合せ時間にちょっと一杯という方もいらっしゃると思います。 そんな方にぴったりなのが駅ビルMIDORI長野の2階のフロア信州おみやげ参道ORAHO内にある「信州くらうど」の「醗酵バー醸」です。県内の地酒、県内産ワインが立ち飲みできます。 ...
妻への土産を見繕い、夜食を少し買い込み、
善光寺と長野駅を南北につなぐ繁華街を歩く。
昔からの参道が、そのまま今でも
繁華街になってるのって、ちょっと新鮮。
20時前にチェックイン。
その日はそのまま夜遊びすることもなく、
早めに早寝。翌朝は牛に引かれるのじゃ。
続↓
新春信州東京旅:すぱっと善光寺東京観光
0 件のコメント:
コメントを投稿